UPSIDERとみずほグループによる日本初のグロースデットファンド、カウシェに8億円を融資

・UPSIDER BLUE DREAM Fundがカウシェに8億円のデット融資を実行
・カウシェは「新しい生活圏のカタチをつくる」をビジョンとするお買い物アプリを運営
・UPSIDERのAI与信モデルにより大規模なデットファイナンスを実現

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UPSIDERとみずほグループによる日本初のグロースデットファンド、カウシェに8億円を融資
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株式会社UPSIDERと株式会社みずほフィナンシャルグループの合弁事業である株式会社UPSIDER Capitalが運営する日本初のグロースステージスタートアップ向けデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」は、株式会社カウシェに8億円の融資を実行したと発表しました。

カウシェは「新しい生活圏のカタチをつくる」というビジョンのもとに、お買い物アプリ「カウシェ」を運営している企業です。同アプリは、買い物をする顧客とモノを売りたい事業者の双方がワクワクするようなショッピング体験を実現することで、「物を購入する」という目的に留まらず、楽しさを追求できる場所として、デジタルの買い物体験のアップデートを目指しています。今回の融資により、累計資金調達額は約46億円に達しています。

「カウシェ」は、アプリ内のゲーミフィケーション機能「カウシェファーム」や「みんなの投稿」機能などを通じて、単なる利便性や価格訴求にとどまらない「体験としてのEC」を提供しており、楽しみながらお得な購買体験を実現する新たなコマースのモデルを構築しています。アプリのダウンロード数は、累計400万を突破しました。

UPSIDER Capitalは、カウシェが持つ「日常の楽しさ」にフォーカスしたユニークなEC体験の設計力、ユーザーを惹きつけるプロダクト開発力、そして生活者の暮らしに寄り添う新しい生活圏という新市場を切り拓こうとするチャレンジ精神に共感したことから、今回のデットファイナンスを実施しました。

UPSIDER Capital 代表取締役の石神直樹氏は、カウシェのアプリを利用したことを明かし、「心が躍りました」とコメント。ビジョンの実現に向けた姿勢に共感を示し、今後について「一緒に新しい買い物体験を創っていけることを楽しみにしています」と述べています。

今回、UPSIDERは法人カード事業を通じて培ったAIを活用する独自の与信モデルによって、8億円という大規模のデットファイナンスを実現しました。UPSIDER BLUE DREAM Fundは、特にミドル・レイターステージのスタートアップを対象とし、最大規模の融資を最短1週間で実行することを掲げ、2024年12月末時点で約100億円の融資実績を持っています。

今後も同ファンドは、迅速にベンチャーデット市場に新しい選択肢を提供し続けることで、スタートアップ企業の事業拡大を支援していく方針です。また、黎明期にあるベンチャーデット市場では、業界全体で市場の健全な維持と拡大を目指すことが重要であると捉えているため、関係者と連携しながら業界全体の発展に貢献していくとしています。

《Commerce Innovation編集部》

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