株式会社ローソンは、創業50周年を記念して6月12日から18日にかけて、大阪府豊中市の1号店「ローソン桜塚店」で50年前の店舗外観を再現した店舗ラッピングを実施することを発表しました。同時に、AR技術を活用し、店内で50年前の売り場を体験できる企画も実施します。
同社は1975年6月14日に桜塚店を開店し、2025年で50周年を迎えます。記念企画では、オープン当時のレンガ造りアメリカ風の店構えを再現したラッピングを施し、創業時の姿を蘇らせます。当時の桜塚店はアメリカン風で、現在とは大きく異なる外観です。
■現在

■50年前の再現画像

店内では6月30日まで、ARを活用した特別企画も実施されます。店内に設置されたパネルの二次元コードを読み取ると、スマートフォン上で創業当時の売場の様子を体験できる仕組みとなっています。当時はハムやソーセージなどの計り売りや、パーティー用オードブルの配達サービスも行っており、高級スーパーのようなイメージで営業していました。

さらに全国のローソン店舗では、店外のミルク缶看板やロゴマークにスマートフォンをかざすことで楽しめるARコンテンツも提供されます。来店者は専用URLにアクセスし、ロゴを読み取ることでスマートフォン上でロゴが変化するAR動画を楽しむことができます。
小売業界では、顧客との関係強化が重要な戦略となっており、ARなどのデジタル技術を活用した体験型企画が注目を集めています。ローソンの今回の取り組みは、歴史を振り返りながら最新技術を組み合わせた体験ができる企画です。時代に合わせて姿を変えながら、長年営業してきた店舗における記念企画の1つのモデルとなりそうです。