インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営するeBay Japan合同会社は、2024年12月6日から、フランス発のSNS「BeReal.」にオンラインマーケットプレイスを運営する日本企業としては国内初となるQoo10公式アカウントを開設しました。企画運用は、BeReal SASと博報堂、PEAKの3社によるクリエイティブチーム「BeReal.Speak」が支援します。

BeReal.は、日常の「リアル」な瞬間を共有し、本物のつながりを楽しむことを目的とする写真共有アプリです。フィルターや飾りのないありのままの姿を全員が同時に投稿するという独自の機能がZ世代を中心に支持され、日本国内の月間アクティブユーザー(MAU)が450万人を超えました。Qoo10は10代から20代と親和性が高いマーケットプレイスであり、今回のアカウント公開は、新たなSNSチャネルを通じて、より多くのユーザーに親しまれることを狙いとしています。

Qoo10 BeReal.公式アカウントでは、リアルな職場紹介としてQoo10スタッフやオフィスの様子、提携倉庫の裏側なども公開していく予定です。また、スタッフのおすすめの商品やそのクーポンなど、フォロワー限定のお得情報も発信。さらに、クイズ企画やコーディネート投稿企画などのフォロワー参加型イベントも開催します。リアルでタイムリーな情報を中心に、Qoo10の新たな魅力を伝えていきます。
Qoo10はこれまでにもInstagramやX、TikTok、LINE、YouTubeなど多彩なプラットフォームを通じてユーザーとのコミュニケーションを重視してきました。「リアルな表現」という特徴に着目し、BeReal.上の公式アカウントは、Qoo10の素顔やサイト運営の舞台裏をありのままに届ける場として位置付けています。倉庫など普段は見せられない一面の発信や参加型の企画など、BeReal.を通じてより身近な存在として認識してもらうことに取り組みます。
Qoo10のBeReal.参入は、Z世代をターゲットにしたマーケティング戦略として有望です。リアルな情報共有を重視するBeReal.の特性を活かし、ユーザーとの信頼関係を築くことが期待されます。今後、若年層をターゲットとするEC企業や他のマーケットプレイスなどにも拡大していくと、SNSマーケティングの新たな潮流となりそうです。