アダストリアがファッション特化型メタバースプラットフォーム「StyMore」を開設 デジタルファッション需要に対応

・アダストリアがメタバース「StyMore」を開設
・サンリオやJR西日本コミュニケーションズが出店
・個人のクリエイターや、事業会社が出品可能

企業 経営戦略
アダストリアがファッション特化型メタバースプラットフォーム「StyMore」を開設 デジタルファッション需要に対応
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株式会社アダストリアは、ファッション特化型メタバース「StyMore(スタイモアー)」を2024年4月10日にオープンしました。本プラットフォームは、ファッション領域に特化したアパレル業界初のメタバースであり、株式会社サンリオが第一弾参入企業として決定しています。

アダストリアは、デジタル顧客接点の拡大を成長戦略の一つに掲げており、アパレルEC市場で第2位の実績を持つ公式ストア「.st(ドットエスティ)」を運営しています。2022年7月にはメタバースプロジェクトを発足し、8つのブランドでデジタルファッションを販売。メタバース全体売上の約8割に達するほど、デジタルファッションが好評を博しました。メタバースでのファッション楽しみ方を提供し、顧客接点の拡大を図っています。

メタバース市場の潜在性は高く、購入頻度を調査すると、アバター関連商品の最多回答は月に「2~3回」が42.2%で、リアルの洋服購入頻度で最も多かった「2~3ヶ月に1回」34.3%を上回っていました。アバター関連商品への年間支出額も「30,000~49,999円」と「100,000円~」が18.3%と、需要があることが判明。これらの調査結果を受けて、同社はデジタルファッションの需要と市場の拡大可能性を見据え、「StyMore」の立ち上げを決定しました。

「StyMore」では、ファッションを核に、音楽フェスや旅行、食事などリアルな日常と変わらない体験を提供します。本プラットフォームは、3DCGソフトがなくてもファッションアイテムをスマートフォンアプリでアバターに着せ替えられ、VRChatなどのメタバース空間にアップロードすることが可能です。また、アパレルECのように直感的にアイテムを探せるサイト設計で、出店者の審査や作品のクオリティチェックを行い、安全性に配慮。個人クリエイターや事業会社がデジタルアイテムを出品するビジネスモデルを採用し、IPや企業とのコラボによる限定アイテムの販売も検討しています。

出店企業とパートナーシップ

「StyMore」は、購入代金から個人7%・企業10%の手数料を引いた金額が、出店者の売上となるシステムです。サンリオやJR西日本コミュニケーションズの出店が予定されており、Gugenka社とのパートナーシップにより、サイト構築やMakeAvatarソリューションの提供が行われています。

「Play fashion!」をミッションに掲げるアダストリアは、今後も、リアルとバーチャルの境界を超えたファッション体験を提供し、新たな価値を創出していくことでしょう。

《Commerce Innovation編集部》

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