ウエルシア、リサイクル活動でペットボトル約225万本を回収

・ウエルシア薬局が2024年度に約220万本のペットボトルと318㎏のつめかえパックを回収
・「ボトルtoボトル」活動を674店舗で展開し水平リサイクルを推進
・つめかえパック回収は41店舗で実施、地域で活用できるブロックなどに再生

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ウエルシア、リサイクル活動でペットボトル約225万本を回収
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ウエルシア薬局株式会社は、2024年度のリサイクル活動で店舗にて回収されたペットボトルが225万2727本(49,560kg)、つめかえパックが318kgであったことを発表しました。回収されたペットボトルによるCO2排出抑制量は36,018㎏に達し、これは2,577本の杉の木が1年間で吸収するCO2量に相当します。

ウエルシア薬局は2020年からプラスチック資源循環社会を推進するため、「ボトルtoボトル」と名付けられたペットボトルの水平リサイクル活動に参画しています。本取り組みは飲料メーカーと資源リサイクラーとの協働で行われ、使用済みのペットボトルを新たなペットボトルに再生するものです。2025年5月時点で、水平リサイクル活動は関東、東海、関西地域と新潟県の計674店舗にわたって展開されています。

また、2021年10月からは「リサイクリエーション活動」として、日用品メーカーや物流会社と協働し、洗剤やシャンプーなどの使用済みつめかえパックの回収・リサイクルも開始しました。この取り組みは東京都22店舗、埼玉県7店舗、兵庫県12店舗の計41店舗で実施されています。

回収されたつめかえパックは店舗や地域で活用できるブロックなどに再生され、地域社会における環境意識啓発に貢献しています。さらに、再びフィルム容器として利用する水平リサイクルに向けた技術検討や、よりリサイクルしやすいフィルム容器の設計も進められています。

ウエルシア薬局は今後も地域の顧客と協力しながら、ペットボトルおよびつめかえパックの回収拡大に努め、サーキュラーエコノミーと持続可能な社会の実現に向けて貢献していく方針です。

小売業界全体でサステナビリティへの取り組みが加速する中、容器リサイクルの活動は、今後さらに拡大していくことが予想されます。消費者との接点が多い小売業態だからこそ可能な、日常的な環境活動の推進が今後ますます重要視されていくでしょう。

《Commerce Innovation編集部》

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