テープス株式会社は、ECに特化したノーコードツール「テープス」との連携サービスに「メルカリShops」を追加し、「注文情報の取得」と「取引メッセージの送信」の2つの機能をリリースしたことを発表しました。これにより、メルカリShopsを含む複数店舗の売上集計や、入金リマインドメッセージの送信などの業務自動化が可能になり、ショップ運営を省力化できます。
テープスは、EC分野で頻繁に使われる各種ツールをつなぎ、自社業務の自動化を推進できるEC特化のノーコードツールです。ブロックを組み合わせてワークフローを作成し、業務を自動化します。
今回リリースされた機能のうち、「注文情報の取得」は、メルカリShopsの注文に紐づく商品情報や決済情報、顧客情報、キャンセル理由などを取得するものです。取得した情報は、テープスが連携している他のサービスと組み合わせて、業務を自動化できます。
例えば、Googleスプレッドシートに注文情報を書き出すことで売上集計業務を効率化したり、メールの文面に注文情報を挿入して配送拠点やメーカーに情報共有したりといった使い方が可能です。また、支払方法やその他の条件設定を利用して、処理対象の注文を限定することもできます。
「取引メッセージの送信」機能では、購入者へのメッセージ送信を自動化できます。文面は自由にカスタマイズ可能で、注文情報取得機能で取得したデータを挿入することもできます。例えば、注文情報取得機能で定期的に注文を監視し、入金期限が超過している注文があった場合には「入金リマインド」メッセージを自動で送信することが可能です。
新機能は、テープスの無料プランおよび14日間の無料トライアルで試すことができます。今後、テープスは商品や在庫に関わる領域を視野に入れながら、メルカリShops出店者の業務を支援する機能開発を進めていく予定です。
テープスとメルカリShopsの連携は、EC業界における業務を効率化する施策として有益です。ノーコードツールを用いることで、プログラミングの知識がなくても自社の業務を自動化できるため、小売り企業の運営効率向上が期待されます。