株式会社日立システムズは、複数企業間でデータを共有し、サプライチェーン全体のDX推進を支援する「SCM企業間連携サービス」の提供を開始しました。
本サービスは、小売業や製造業などの企業が保有する販売実績や在庫、物流などのデータを企業間で共有することにより、サプライチェーン全体の効率化を図るものです。データの「サイロ化」を解消し、適切な在庫量の調整や販売機会ロスの防止、需要に基づく生産・発注計画の立案などを可能にします。
また、本サービスは、中堅・中小企業でも導入しやすい低コストのクラウドサービスとして設計しているのが特徴です。運用費用は月額20万円からと比較的安価に設定されており、経費削減や売り上げ拡大、利益向上を図ることができます。
サービスの基盤には、セキュアかつコストパフォーマンスに優れたOracle Cloud Infrastructure(OCI)を採用。共有されたデータは、アクセス制御の範囲内でサプライチェーン上の各企業がリアルタイムで参照可能です。
日立システムズが実施した概念実証(PoC)では、具体的な導入効果も確認されました。導入したスーパーマーケットでは年間売り上げが約7,000万円増加し、プライベートブランド日配品製造会社では約6,000万円の増加を記録。この結果により、生産および販売活動全般にわたるパフォーマンス向上が期待できることが裏付けられました。
■スーパーマーケットとPB日配品製造会社でのPoC結果

本サービスは、小売業や卸売業、製造業、物流業といった幅広い業界に対応し、中小企業から大企業まで様々な規模の企業への導入が可能です。
日本オラクルの常務執行役員である佐野守計氏は、「OCIは堅牢かつ高度なセキュリティとビジネスの高可用性を低コストで実現するクラウドプラットフォームです。今後もパートナー様と一緒にお客様のデジタル・トランスフォーメーションを支援してまいります」とコメントしています。
日立システムズは、本サービスを通じて企業のデジタル変革をサポートし、持続可能な事業の実現に貢献していく方針です。企業間データ共有による効率的なサプライチェーン管理は、競争力強化と持続可能な経営に寄与すると考えられます。