ヤマダHDとANA発スタートアップavatarin、AI接客ロボ開発で提携

・ヤマダHDとavatarinが業務提携
・AIロボティクス技術で接客サービス開発
・人手不足解消と顧客体験向上を目指す

テクノロジー その他
ヤマダHDとANA発スタートアップavatarin、AI接客ロボ開発で提携
  • ヤマダHDとANA発スタートアップavatarin、AI接客ロボ開発で提携
  • ヤマダHDとANA発スタートアップavatarin、AI接客ロボ開発で提携
  • ヤマダHDとANA発スタートアップavatarin、AI接客ロボ開発で提携

株式会社ヤマダホールディングスと、ANAホールディングス発のスタートアップavatarin株式会社は、家電流通業界に特化した接客AIサービスの創出を目的とした業務提携を締結したことを発表しました。両社の提携は、ヤマダHDの「くらしまるごと」戦略を推進し、店舗開発・拡大における人手不足の課題解決に向けて、接客の接点増加と品質向上を図ることを目的としています。

今回の提携に基づき、avatarinが開発したAIロボット「newme(ニューミー)」を遠隔操作して接客し、ヤマダHDグループの接客スキルをデータ化します。蓄積したデータを生成AIに学習させることで、接客AIサービスを構築。接客AIを店舗開発や人材育成に活用し、ヤマダHDの戦略を実現するとともに、小売業界全体への横展開を目指します。

業務提携内容として、家電流通業界に特化した接客AIサービスの開発と小売業界への展開に加えて、人手不足対策が挙げられています。ヤマダHDの5つの事業セグメントにおいて、接客以外の分野にもAIサービスを展開し、店舗間の人材シェアなどを通じた働き方改革を推進する計画です。

人口減少・少子高齢化や環境問題といった社会的課題がある中、出店拡大に伴う店舗の省人化と消費者の購買行動変容への対応には、テクノロジーを活用した基盤づくりが求められています。avatarinは、アバターを中心とした遠隔からAI化する技術を用いて、コミュニケーションに特化したAIサービスの開発を進めており、ヤマダHDとの提携により、家電流通業界の接客スキルを反映したサービスの開発が可能となります。

10,000を超える拠点を有し、多くの接客データを集められるヤマダHDと、独自技術を持つavatarinの提携により、小売業界の人材不足解消に寄与する新サービスがリリースされる日はそう遠くなさそうです。

《Commerce Innovation編集部》