Amazonら6社、「信頼性のあるレビューのための連合」設立

Amazonら6社は、消費者が良質な情報を得て購入決定を行えるよう、信頼性のあるレビューを守るという共通の目標のため、「Coalition for Trusted Reviews(信頼性のあるレビューのための連合)」を立ち上げることを発表しました。

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Amazonら6社、「信頼性のあるレビューのための連合」設立
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AmazonとBooking.com、Expedia Group、Glassdoor、トリップアドバイザー、およびTrustpilotの6社は、消費者が良質な情報を得て購入決定を行えるよう、信頼性のあるレビューを守るという共通の目標のため、「Coalition for Trusted Reviews(信頼性のあるレビューのための連合 以下、連合)」を立ち上げることを発表しました。

連合設立のきっかけは、2022年10月にサンフランシスコで開催された、初めての偽レビューコンファレンスに各企業が出席したことです。連合参加企業は、オンラインレビューの掲載に関する最適な手法を定義し、偽レビューの検出方法を共有することで、偽レビューを発生源から阻止することを目指します。

参加企業は、偽レビューから消費者と提携企業を保護するため、いくつかの分野で協力することに合意しました。具体的には、「偽レビューの定義やその他コンテンツモデレーション(投稿監視)の名称や測定に関する共通基準の開発」、「オンラインレビューの掲載に関する最適な手法の共有」、「不正行為に関する情報共有」、「学術界及び公共政策リーダーとの提唱活動」などが挙げられます。

連合は、最高水準の誠実さ、透明性、および説明責任を維持することに専心しています。また、共同の取り組みを通じてレビューの信頼性を維持するための新基準を設定し、世界中の消費者に信頼されることを目指しています。次回の会議は、12月5日から2日間、ヨーロッパでの開催を予定。Amazonが主催する第2回のコンファレンスとなります。

各参加企業は、連合発足の報告に合わせて、「Coalition for Trusted Reviews」の目標に対する強い意志や、偽レビュー防止に向けた具体的な取り組みを表明しました。Amazonのバイスプレジデント ワールドワイド・セリング・パートナー・サービス統括責任者であるDharmesh Mehta氏は、「顧客レビューはショッピング体験の重要な要素であり、この連合の目標は、すべてのレビューが顧客の実際の体験を反映しているものであることです」とコメントしています。

《Commerce Innovation編集部》