
企業向け生成AIプラットフォームを開発する株式会社AuthenticAIは、ブランドビジネス向けのAIコマースエージェント「Maison AI Commerce Agents」のリサーチプレビューを、2026年9月4日より提供開始しました。
顧客向けと事業者向けの2つのエージェント
今回のリサーチプレビューでは、ファッション、インテリア、雑貨、コスメなど世界観と商品への信頼が価値の中心となるブランドビジネスを対象に、顧客の買い物を支援する「Shopping Agent」と、店舗運営を支援する「Merchant Agent」の2種類のエージェントを公開します。架空のメゾンブランドを題材に、顧客と事業者がそれぞれのエージェントと対話しながら、商品選びや店舗運営を体験できるライブデモとなっています。
Shopping Agentは、用途や予算、好みを聞きながら商品を検索・比較し、コーディネートを提案するパーソナルアドバイザーです。商品ごとの実寸表をもとにサイズの候補を示し、交換条件などの関連情報もあわせて提示します。ショッピングバッグへの追加はAIが自動で確定するのではなく「変更案」として提示され、顧客が内容を確認したうえで反映される仕組みです。
人の承認を経て店舗情報を変更する設計
Merchant Agentは、売上、在庫、返品、施策などのデータを参照し、根拠とともに「今日取り組むべきこと」を整理します。商品の補充や価格変更、商品説明の修正などについても、AIが直接反映するのではなく「変更案」として下書きし、担当者が確認・承認した後に反映される点が特徴です。同社は、AIが自律的に店舗情報を変更するのではなく、必要なデータを確認し変更案を提示したうえで人の確認を経て反映する設計を重視しているといいます。
エージェントは注文の確定や決済の実行を行わず、参照可能な根拠がない場合は推測での回答も行いません。他の顧客の注文情報やアクセス権限のない情報も参照・表示しない設計となっています。
今後はEC・在庫データとの接続を拡充
今回のライブデモでは、架空のメゾンブランドが展開する100点のコレクションと、架空の在庫・注文・売上データを使用しています。今後はEC、在庫、注文、商品情報、分析基盤などとの接続に加え、顧客ログインや事業者向け権限管理の整備を進める予定です。ファッションに続き、インテリアや雑貨、コスメなどの領域にも展開を検討しているとのことです。

