オークネット、子会社統合で新会社「サークラックス」設立 ファッションリセール事業のさらなる成長を図る

・オークネットが子会社ギャラリーレアとデフォルトスタンダードを統合し、7月1日より新会社サークラックスとして始動
・高価格帯と中低価格帯の異なる強みを持つ両社のリソースを統合し、事業シナジーを最大化
・4ブランド展開により多様なユーザーニーズに対応するファッションリセールプラットフォームを構築

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オークネット、子会社統合で新会社「サークラックス」設立 ファッションリセール事業のさらなる成長を図る

株式会社オークネットは、子会社である株式会社ギャラリーレアと株式会社デフォルトスタンダードを合併し、7月1日より「株式会社サークラックス」として始動すると発表しました。

新会社サークラックスは、「モノ」と「想い」をつなぐファッションリセールプラットフォームの実現を目指し、多様なユーザーニーズに応える企業です。ラグジュアリーブランドの「ギャラリーレア」、高級腕時計専門の「タイムゾーン」、ハイブランドのヴィンテージの「ヴァルティーク・ヴィンテージ」、中低価格帯のリユースアイテム「ブランディア」の4ブランドを展開します。

新社名「サークラックス」は、「Circular(循環)」と「Luxe(上質・洗練)」を組み合わせた造語で、モノだけでなく、その背景にある価値や想いまで循環させるという同社のビジネスの本質を表現しています。

オークネットは1985年に世界初のリアルタイム中古車オークションを開始して以来、中古デジタル機器、中古バイク、ブランド品など多種多様な領域へと事業を拡張してきました。ファッションリセール事業では、付加価値の高いグローバルプラットフォームの構築に向け、2015年にオークネット・コンシューマープロダクツを設立し、ブランド品オンラインオークションの運営を支援しています。

同社は「C向け事業の拡大」を基本戦略の柱の一つとして推進しており、2020年にギャラリーレア、2024年に「ブランディア」を展開するデフォルトスタンダードを子会社化し、現在国内外で5,500社超、年間取扱高520億円超の国内最大級の事業へと拡大しました。

高価格帯商材を中心に扱うギャラリーレアは、実店舗での接客力と専門性を強みとして成長し、中低価格帯商材を主な対象とするデフォルトスタンダードは完全オンラインでの買取・販売により、時間や場所にとらわれないサービスを提供しています。

両社が有するリソース・ノウハウ・チャネルを統合することで、重複業務やコストを削減するとともに事業シナジーを最大化し、オークネットのファッションリセール事業のさらなる成長を図るため、今回の合併に至りました。

ファッションリセール市場は持続可能性への関心の高まりとともに拡大が続いており、今回の統合により同社が市場での競争力をさらに強化し、循環型経済の発展に貢献することが期待されます。

《Commerce Innovation編集部》

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