株式会社クスリのアオキホールディングス(クスリのアオキHD)は、東北および関東のスーパーマーケット事業46店舗を譲受することを発表しました。さらに、滋賀県と京都府に9店舗を展開するハッピーテラダの全株式を取得すること、奈良県と和歌山県に4店舗を有するスーパーヨシムラおよび奈良県に2店舗を構えるハッスルを子会社化し合併することも明らかにしました。
クスリのアオキHDは、25府県で951店舗(うち調剤薬局併設店舗644店舗)、専門調剤薬局6店舗、スーパーマーケット18店舗を展開しており、新たに計61店舗が加わることになります。
東北および関東のスーパーマーケット46店舗の譲受
クスリのアオキHDは、株式会社伏見屋、本間物産株式会社、株式会社トップマート、株式会社LogiPlanning仙台のスーパーマーケット事業など、東北地方36店舗と関東地方10店舗、計46店舗を譲受します。事業譲渡日は、2025年2月28日となる予定です。これによりクスリのアオキHDは秋田県への初進出を果たすことになりました。東日本地区での店舗数が大幅に増加し、東日本地区におけるドミナント戦略を強化します。
ハッピーテラダを買収
クスリのアオキHDは、滋賀県および京都府に食品スーパーを9店舗展開する株式会社ハッピーテラダの全株式を2024年12月20日付で取得します。ハッピーテラダは、地域密着型のスーパーマーケットであり、そのノウハウと生鮮部門の人材を活用して、近畿エリアでの生鮮事業を強化します。
スーパーヨシムラおよびハッスルを子会社化し合併
クスリのアオキHDは、株式会社スーパーヨシムラと有限会社ハッスルの全株式を取得し、子会社の株式会社クスリのアオキが両社を吸収合併します。株式取得日および合併予定日は2025年2月28日です。スーパーヨシムラは奈良県3店舗、和歌山県1店舗の食品スーパーを展開し、ハッスルは奈良県に2店舗を展開しています。
両社とも地域密着型企業であり、これらの企業をグループに迎えることで、新鮮な食材の品揃えとヘルス&ビューティーや日用品、調剤薬局を組み合わせた店舗運営を実現します。店舗は、両社の強みを生かした改装計画を策定し、さらに買い物しやすくリニューアルする予定です。和歌山県への初進出を果たすことで、関西地区におけるドミナント戦略を強化します。
クスリのアオキHDは、各地域の利用者にとって利便性の高い店舗運営を強化し、企業価値の向上を図るとしています。今回の発表は、地域密着型の店舗運営を強化する動きです。食品スーパーとドラッグストアを組み合わせた店舗は利便性が高く、顧客満足度の向上が期待されます。今回の店舗網拡大は、同社の市場競争力をさらに強化するでしょう。