カタリナマーケティングジャパン株式会社は、同社が提供するリテールメディア「カタリナネットワーク」によるマーケティングソリューションが、ウエルシアホールディングス株式会社および株式会社キリン堂が展開する店舗に導入されることを発表しました。
ウエルシアホールディングスが運営するドラッグストア各店では、2024年10月21日から「カタリナターゲティングオファー」の提供が開始されます。順次導入を進め、年内に全店での展開が実現する計画です。
「カタリナターゲティングオファー」は、顧客が店舗で会計をする際に、過去の購買履歴や当日の買い物内容に基づいてターゲティングされた広告やパーソナライズオファーを提供するものです。ウエルシアの導入サービスには、実購買データを活用したデジタル広告「カタリナターゲティングアド」やウエルシアアプリによる配信も含まれ、オンサイトからインストアまでをカバーします。
一方、キリン堂は、2024年冬以降に、「カタリナターゲティングアド」の配信を開始する予定です。このサービスは、カタリナが展開するGMSやSM、ドラッグストアチェーンのネットワークにおける消費者IDに紐付く購買データを活用し、様々なフォーマットで展開できる広告配信サービスです。
「カタリナターゲティングアド」の特徴は、興味や関心といった中間指標ではなく、実際に購買を行ったかどうかという行動データによるターゲティングが可能な点です。この仕組みにより、目的に沿った精度の高い広告配信が実現します。また、オンライン・オフラインをまたいだ効果検証も可能となり、施策の成果を購買ベースで可視化することができます。
ウエルシアホールディングスは全国45都道府県に約3,000店舗を展開するドラッグストアチェーンであり、キリン堂は関西地方を中心に419店舗(2024年9月30日現在)を展開するドラッグストアチェーンです。大手ドラックストアチェーン2社の導入により、ドラッグストア業界におけるデジタルマーケティングの進化が期待されます。