そごう・西武は、西武池袋本店の全面改装工事に着手することを発表しました。リニューアル後は、現在の半分ほどとなる約48,000㎡の売場面積に、およそ380ショップの展開を予定。2025年1月から段階的にリニューアルオープンを行い、夏にグランドオープンを迎える計画です。新株主フォートレス・インベストメント・グループの事業戦略のもと、パートナーのヨドバシホールディングスが残りの売り場に家電量販店を出店します。
西武池袋本店は、これまで時代の最先端を担い、顧客に上質な商品との出合いや体験を提供してきました。今回の全面改装では、「INCLUSION」をテーマに、婦人と紳士のカテゴリーを同じ店舗内で扱い、友人やカップル、家族が共に楽しめる自由で開かれた空間を創出します。従来のデパートメント（区分された）ストアの概念から脱却し、新たなショッピング体験を提供することを目指しています。
改装される店舗は、「MAISON」を建築デザインコンセプトに掲げ、クラス感、洗練、アートをキーワードにした空間を構築。また、マーチャンダイジングでは、ラグジュアリー、コスメ、デパ地下の各領域を強化。特にラグジュアリーでは世界トップクラスの約60ブランドを、コスメではユニセックスブランドを含む国内外約60ブランドを、デパ地下では約180ショップを展開する予定です。外商機能強化も強化し、得意先へのサービス向上を図ります。
リニューアル後の西武池袋本そごう・西武は、乗降客数世界3位のターミナル駅を有する池袋を支える商業施設としての役割を強化し、国際アート・カルチャー都市としての豊島区の発展に寄与する方針です。2025年1月のデパ地下・コスメフロア（地下1・2階、3階）のオープンを皮切りに、春にはフレグランス・宝飾・時計・ラグジュアリーフロア（1・2階、4階～6階）、夏から秋にかけてはファッション・雑貨・催事場・アートサロンフロア（7・8階）のオープンを予定しています。
また、そごう横浜店やそごう広島店など他の店舗にも、西武池袋本店の新コンセプトを採用する予定です。新しい価値を提供する西武池袋本店に多くの期待が寄せられており、新生「そごう・西武」の歩みに注目が集まります。
