MUSE、5.7億円の資金調達でストアロボット「Armo」展開加速 ベルクで運用開始

・MUSEが5.7億円調達
・Armoの展開加速
・ベルクで運用開始

企業 資金調達/M&A/提携
MUSE、5.7億円の資金調達でストアロボット「Armo」展開加速 ベルクで運用開始
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株式会社MUSEは、ベンチャーキャピタルや事業会社、金融機関計11社から総額5.7億円の資金調達を実施したことを発表しました。今回調達した資金を活用し、ストアロボット「Armo(アルモ)」のサービス展開を加速させます。

Armoは、店舗内での品出し、売り場管理、顧客対応などの業務を支援するロボットで、複数の拡張ユニットに接続しマルチユースで活用できるのが特徴です。さらに、売り場の情報をデータベース化し、解析することでマーケティング活動にも貢献します。

MUSEは、「店舗に最適化したロボットで、人とロボットが共存できる社会」を目指しており、今回の資金調達によりその実現に向けた取り組みを強化する予定です。特に、労働力不足が深刻な小売業界において、Armoは省人化や生産性向上に寄与することが期待されています。株式会社ベルクは、2023年12月からArmoの運用検証を開始し、その成果をもとに2024年6月より和光西大和店および北坂戸店での通常オペレーションを開始します。

今回の資金調達には、インキュベイトファンド株式会社、XTech Ventures株式会社、農林中金イノベーション投資事業有限責任組合、Spiral Capital株式会社、東芝テック株式会社、キャナルベンチャーズ株式会社、三菱HCキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社、山口キャピタル株式会社、日本政策金融公庫、みずほ銀行が参加しました。出資者からは、MUSEのロボティクス分野における知見と経験、Armoの高い性能と費用対効果に対して期待を示すコメントが寄せられています。特に、2度目の追加出資を行ったインキュベイトファンドの和田圭祐氏は、「『Armo』は、省人化や人件費削減だけでなく、売り場のデータベース化等の新たな付加価値をもたらす」と評価していました。

MUSEは、「ロボットで世界の人々に、インスピレーションを」をミッションに掲げ、2022年4月に設立された企業です。ロボットを使う「人」に光を当て、本来の人間の力にインスピレーションを届けることを目標としています。今後も、ロボットに求められる+αの付加価値を追求し続けるとしており、小売店舗の課題解決に向けたサービス展開が注目されます。

《Commerce Innovation編集部》