ウエルシア、24自治体にクーリングシェルター設置 470店舗に独自の避難場所も

・24自治体にクーリングシェルター設置
・470店舗に独自の避難場所設置
・熱中症対策の強化

企業 経営戦略
ウエルシア、24自治体にクーリングシェルター設置 470店舗に独自の避難場所も
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ウエルシアホールディングス株式会社は、24自治体にあるグループのドラッグストア店舗に、自治体からの指定を受けたクーリングシェルターを設置することを発表しました。また、これらとは別に、熱中症対策のために独自の避難場所を約470店舗に設置することも明らかにしました。

クーリングシェルターは、熱中症特別警戒情報発令時に一般開放できる施設として、市町村長が指定した施設です。ウエルシアは2023年7月に静岡県島田市の4店舗で初めてクーリングシェルターを設置し、今年はさらに24自治体に拡大しました。設置地域は、新潟県2自治体、埼玉県5自治体、千葉県4自治体、山梨県1自治体、長野県1自治体、富山県1自治体、静岡県5自治体、愛知県3自治体、三重県1自治体、広島県1自治体です。

また、ウエルシア独自の取り組みとして、店舗内に「夏の涼み処」の名称で熱中症からの避難場所を設置し、約470店舗で地域住民が利用できる避難場所を提供します。地域協働コミュニティスペース「ウエルカフェ」も営業時間中に利用可能とし、さらに都道府県独自の施策にも参画します。

2024年は環境省の「熱中症特別警戒アラート」が4月24日より運用開始され、2023年よりも早く熱中症の注意喚起が始まりました。近年、熱中症による死亡者数が増加傾向にあります。熱中症対策を強化するための改正気候変動適応法が4月より全面施行され、早めにクーリングシェルターを設置しました。

ウエルシアグループは、2030年の理想的な姿として「地域No.1の健康ステーションの実現」を掲げています。クーリングシェルターや避難場所の設置も、地域社会の健康増進に貢献する方針の一環として、熱中症被害の減少を目指すものです。地域住民に実店舗ならではの健康を守る価値を提供するとともに、熱中症対策商品も扱うドラッグストア事業への好影響も見込まれます。

《Commerce Innovation編集部》