Square、国内事業者向けに「iPhoneのタッチ決済」提供開始 決済専用端末なしでカードも対応

・Squareが新決済サービス提供
・iPhoneでタッチ決済可能に
・追加ハード不要で簡単導入

テクノロジー 決済
Square、国内事業者向けに「iPhoneのタッチ決済」提供開始 決済専用端末なしでカードも対応

Squareは、日本の事業者向けに対面でのタッチ決済をスムーズにかつ安全に受け付けるための「iPhoneのタッチ決済(Tap to Pay on iPhone)」の提供を開始しました。事業者は、iPhoneとiOSアプリ「Square POSレジ」をインストールするだけで、タッチ決済対応のクレジットカード、Apple Pay、その他のデジタルウォレットを含むあらゆるタッチ決済を受け付けることができます。追加のハードウェアや決済端末は必要ありません。

Squareは、日本市場において初めて「iPhoneのタッチ決済」を導入したテクノロジー企業の一つです。「iPhoneのタッチ決済」は、iPhoneに搭載された機能を利用して、事業者および顧客のデータプライバシーを保護します。決済処理において、Appleはカード情報を端末やサーバーに保存しないという安全性が確保されています。

本サービスを導入した店舗からの感想も公開されました。菓子販売店「sweetie shop GRANDPA」では、スタッフが各自のiPhoneにPOSレジアプリをインストールしており、これまではレジ担当者が交代する際にSquareリーダーに接続し直す作業が発生していました。新サービス導入後は接続が不要になり、経営者の三上龍馬氏は、「これまでよりもスムーズな決済対応が可能になりました」と評価しています。また、イベント出展時にカードを含む豊富な決済手段を提供できることも便利な点として挙げ、利用者から「視覚的にわかりやすい」という声が寄せられたことも報告しています。

事業者は、「iPhoneのタッチ決済」とSquare POSレジアプリにより、簡単な設定で、決済ソリューションを申し込みから最短即日で利用できるようになります。導入するには、iOS 17.4を実装しているiPhone XS以降の端末が必要です。Squareは、商取引に必要なツールを提供し、世界中の事業者が事業の運営や成長に活用しています。サービスの詳細は、Squareの公式サイトで確認できます。

《Commerce Innovation編集部》