食品関連企業12社が集結し、サステナブルな食品の開発を行い、競争力のある品質と価格で提供する目的で株式会社フードテックワン(以下「フードテックワン」)を設立しました。植物由来の代替肉などを共同開発し、早期の商品化を目指すことが発表されています。
健康志向の高まりと菜食需要の増加、そして2050年には100億人に達すると予測される全世界人口の増加により、2030年にはたんぱく質の供給が需要に追いつかない「たんぱく質危機」が懸念されています。この問題に対応するものとして、代替食品が注目されており、フードテックワンは各社の共創で開発に力を入れます。
フードテックワンには、素材調達から加工食品の開発・製造、食材卸、外食チェーン運営まで、食品流通の幅広い領域を担う企業が参画することとなりました。代替食品の開発において、各企業の技術と知見を結集し、消費者のニーズに応える商品開発を進めています。また、調達から販売までのサプライチェーンを構築し、競争力のある価格と味のおいしさを実現した代替食品の安定供給と普及・定着を目指しています。
株式会社フードテックワンは、2023年12月8日に設立されました。代表者は双日株式会社の池本俊紀氏で、事業内容は代替食品やフードテックの開発、プロモーション、マーケティングに加え、新技術の発掘やオープンイノベーションの推進、共同開発、産学連携など多岐にわたります。双日および双日食料株式会社が株式の67%超を保有し、残り33%の株主としてその他参画企業が名を連ねています。
フードテックワンは、食に関する社会課題の解決に向けて、新技術の発掘と参画企業による共創を通じ、持続可能な食の未来を拓いていくことを目指していきます。
フードテックワン参画企業
株式会社ADEKA
株式会社エフ・リンク・コーポレーション
株式会社JALUX
昭和産業株式会社
双日株式会社
双日食料株式会社
デリカフーズ株式会社
株式会社松屋フーズ
マリンフーズ株式会社
丸大食品株式会社
ミートワン株式会社
ロイヤル株式会社