都内の書店にデジタルサイネージ導入、「BOOKS Vision」プロジェクト始動

・東京都内75書店で「BOOKS Vision」プロジェクト開始
・デジタルサイネージを活用した書店活性化策
・書店数減少の中、新たな販促と顧客体験を提供

テクノロジー その他
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東京都書店商業組合は、東京都内の75書店で実施している「BOOKS Vision(ブックスビジョン)」プロジェクトについて、2024年2月19日に報告しました。本プロジェクトは、デジタルサイネージを活用し、書店の新たな魅力を創出することを目的としています。

出版科学研究所のデータによると、2000年には21,495店舗あった本屋が2020年には11,024店舗にまで減少し、東京都内の書店も大幅に減少しています。こうした状況の中、東京都書店商業組合は、書店の活性化と売上増大を目指し、デジタルサイネージを導入することで、新たな顧客体験を提供するプロジェクトを立ち上げました。

「BOOKS Vision」は、2023年10月1日より取り組みを開始しています。店頭や店内にモニターやタブレットを設置し、本の広告や雑学、書店がおすすめする本の紹介動画など、オリジナルコンテンツを放映。本屋に立ち寄る楽しさや、実際に本を手に取るきっかけを創出することを目指しています。

オリジナルコンテンツとしては、「教えて本屋さんクイズ」や、組合員がオススメする本の紹介、名言の紹介などがあります。また、毎週更新される「コミックス新刊情報」や「週刊ベストセラー」、毎月更新される「注目の新刊」といった情報も提供し、書店に訪れる顧客にとって新鮮な情報源となるようにしています。

同組合は、デジタルサイネージ内で放映する広告の募集も行っており、本プロジェクトを通じて書店の収益改善を図ることにも期待しています。また、組合は、街の本屋が生き残るための様々な取り組みを行っており、読書推進や増売運動などを通じて、社会への貢献を目指しています。

東京都書店商業組合は、デジタルサイネージの導入やオリジナルコンテンツの展開を通じて、書店の新たな価値を創造し、顧客に新しい読書体験を提供することで、書店業界の活性化に貢献していく方針です。関連書籍の前で広告を流すことにより特定のジャンルに関心の高い顧客に向けて訴求できる可能性が高く、各分野の企業・店舗が活用を検討できる広告手段となるのではないでしょうか。

《Commerce Innovation編集部》