Virtusizeが靴のバーチャル試着サービスに関わる技術で特許取得 サイズ不一致による返品を抑制

株式会社Virtusizeは、靴に特化したバーチャル試着サービス「Virtusize for Shoes」のレコメンドロジックに関する特許を取得したことを発表しました。

テクノロジー その他
Virtusizeが靴のバーチャル試着サービスに関わる技術で特許取得 サイズ不一致による返品を抑制

株式会社Virtusizeは、靴に特化したバーチャル試着サービス「Virtusize for Shoes」のレコメンドロジックに関する特許を取得したことを発表しました。特許番号は特許第7356665号で、発明の名称は「靴データ生成装置、靴データ生成方法、靴データ生成プログラム」です。

Virtusizeが開発した「Virtusize for Shoes」では、独自のAI画像認識技術を用いて靴のサイズ・形状を取得し、足のデータと組み合わせることで、よりパーソナライズされたサイズを提案することが可能です。本技術により、消費者がオンライン上で靴を購入する際の不安感を軽減し、サイズの不一致が原因の返品を最小限に抑えられるようになると想定されます。

Virtusizeが提供するソリューション

Virtusizeは、商品のサイズデータを使用したバーチャル試着「Virtusize」を中心に、アイテムレコメンドソリューション「FittingRoom」、分析プラットフォームの「Analytics」を提供しています。これらのソリューションでは、サイト横断的な購買情報・比較検討情報をもとにして、パーソナライズされたレコメンドを表示することが可能です。

利用者のアイテム選択を支援することを通じて、VirtusizeはファッションEコマース業界の返品率を減少させ、リピート率の向上に貢献してきました。現在、Adidasやラルフ・ローレン、アンダーアーマー、ビームス、ユナイテッドアローズ、オンワード、ワールド、マルイ、ルミネなど、150以上のファッションサイトがVirtusizeのサービスを導入しています。

特許取得の報告にあたり、Virtusizeは今後もアパレル業界が抱える返品率に対する課題の解消に貢献し、顧客がオンラインショッピングをより安心して楽しめるよう、サービス向上に努める意向を示しています。

《Commerce Innovation編集部》