JR東日本が2度目の新幹線多量輸送トライアル、臨時車両を初使用

JR東日本と株式会社ジェイアール東日本物流は、新幹線を活用した高速・多量荷物輸送により、「物流の2024年問題」「CO2排出量削減」「地方創生」など社会的な課題の解決を目的に、今年度2回目となるトライアルを実施します。

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JR東日本と株式会社ジェイアール東日本物流は、新幹線を活用した高速・多量荷物輸送により、「物流の2024年問題」「CO2排出量削減」「地方創生」など社会的な課題の解決を目的に、今年度2回目となるトライアルを実施します。

初回のトライアルは新青森駅から大宮駅間で旅客営業列車を使用して実施しましたが、今回は臨時列車に荷物のみを積載し、車両基地間の輸送を行います。新潟県・東京都内の新幹線車両基地での積み下ろしを実施し、上り約700箱、下り約100箱の計800箱程度の積み込みを予定しています。

多量輸送トライアル第2回の概要

実施日は2023年8月31日で、輸送列車は上越新幹線の臨時列車(12両編成)を使用します。荷物搭載は7~10号車の計4両と、9~10号車の計2両で行われ、輸送商品は鮮魚、青果、菓子、酒類、生花、精密機器部品等の約700箱および医療用医薬品、雑貨等の約100箱です。

実証項目

以下の項目について検証を行います。

  1. 新潟・東京の新幹線車両基地での荷扱い(荷物搬出入、積み下ろし、荷捌き)

  2. 既存機材(フォークリフトやターレットトラック等)の使用による荷扱い業務の省力化

  3. 客室輸送専用シッパー等の試用による荷扱い業務における生産性向上

JR東日本グループが展開している荷物の輸送サービス「はこビュン」は、地域の魅力発信や社会課題解決への貢献を目指しています。2023年度中に、新幹線車両基地を活用した多量輸送のトライアルを引き続き行う予定です。2024年度以降の事業化に向けて、取り組んでいきます。

《Commerce Innovation編集部》

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