東日本旅客鉄道株式会社（以下 JR東日本）と株式会社ジェイアール東日本物流（以下 JR物流）は、新幹線を活用した荷物輸送サービス「はこビュン」の多量輸送トライアルを実施します。
列車荷物輸送サービス「はこビュン」は、2021年10月よりサービスの提供を開始しました。今回は、「物流の2024年問題」や「CO2排出量削減」「地方創生」など、社会的課題の解決を目的に、多量輸送についての検証を実施。サービス開始以来最大規模の荷量を新幹線3両で輸送し、実用化に向けた課題を抽出します。
今後は新幹線による多量輸送の定期化により、地方の魅力を首都圏の巨大マーケットと繋ぐことで新たな価値を創造できるよう、トライアルを継続的に実施していく予定です。
多量輸送トライアルの概要
トライアルは2023年6月16日に行い、臨時列車「はやぶさ72号」の6～8号車を利用します。輸送区間は盛岡新幹線車両センター青森派出所から大宮駅までで、停車駅は新青森駅・盛岡駅・仙台駅の3駅。新青森駅を9時37分に出発し、大宮駅には12時30分に到着する予定です。
輸送する商品は、鮮魚・スイーツ・生花・電子部品など600箱程度となる見込みで、一部商品は盛岡駅で搭載。新幹線車両基地や大宮駅屋上駐車場などでの荷扱い、AGV（無人搬送車）と客室輸送専用台車の試用による生産性向上などについて、検証します。
JR東日本とJR物流は、「はこビュン」多量輸送の実用化を目指し、2023年度中に複数回のトライアルを計画しています。
