インテージが最適な店頭価格を算出するシステムを開発、POSデータ分析の知見から顧客離れを防ぐ売価を推定

株式会社インテージは、店頭小売業界向けの販売価格設定サービス「プライスポテンシャル・サーチ」の提供を開始しました。

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インテージが最適な店頭価格を算出するシステムを開発、POSデータ分析の知見から顧客離れを防ぐ売価を推定
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株式会社インテージ(以下 インテージ)は、店頭小売業界向けの販売価格設定サービス「プライスポテンシャル・サーチ」の提供を開始しました。

消費財メーカーが相次ぎ値上げを発表する中、小売業界では製品原価の高騰に加えて光熱費や包装資材のコスト増も相まって、利益確保が難しい状況が続いています。それでも、顧客離れの不安から値上げをためらう小売企業が多いのが実態です。厳しい現状に対応するため、インテージは長年のPOSデータ解析を通じて獲得した知見を組み込み、価格データ分析システムを開発しました。

本システムでは、「消費財では価格を上げ下げしても販売数量に大きく影響しない一定の低感度価格帯がある」という価格弾力性に関する独自知見を活用。単品ごとの価格弾力性を推定できると同時に、顧客離れや競合店舗への顧客流出を起こすことなく、利益高の最大化が期待できる売価探索(シミュレーション)を実現します。

「プライスポテンシャル・サーチ」の対象は、スーパーマーケット・コンビニエンスストア・ドラッグストア等の業態で店頭販売される消費財商品です。ナショナルブランド商品だけでなく小売業者が独自展開するプライベートブランド商品についても、対象カテゴリーや製品特性を鑑みた適正価格を診断できます。

インテージは、今後もPOSデータ分析のノウハウや知見に基づく解析手法を用いて、店頭小売企業と、その先にいる顧客の利益に資する課題解決を実現していく意向を示しています。

《Commerce Innovation編集部》