産直EC利用者の約半数が他サイトに変更経験あり…原因の6割強は不満

長野の生産者とユーザーを繋げる「わいわい広場」を運営する株式会社YAYは、産直EC利用者経験者を対象に「産直EC利用者実態」についての調査を実施し、その結果を発表しました。調査対象は、産直EC利用経験1,022名です。

市場 消費動向
産直EC利用者の約半数が他サイトに変更経験あり…原因の6割強は不満
  • 産直EC利用者の約半数が他サイトに変更経験あり…原因の6割強は不満
  • 産直EC利用者の約半数が他サイトに変更経験あり…原因の6割強は不満
  • 産直EC利用者の約半数が他サイトに変更経験あり…原因の6割強は不満
  • 産直EC利用者の約半数が他サイトに変更経験あり…原因の6割強は不満
  • 産直EC利用者の約半数が他サイトに変更経験あり…原因の6割強は不満

長野の生産者とユーザーを繋げる「わいわい広場」を運営する株式会社YAYは、産直EC利用者経験者を対象に「産直EC利用者実態」についての調査を実施し、その結果を発表しました。調査対象は、産直EC(生産者から消費者に直接販売するECプラットフォーム)利用経験1,022名です。

産直ECの利用頻度を尋ねたところ、20.7%が回答した「不定期で利用している」が最多でした。次いで「月に1回」18.0%、「3ヵ月に1回」13.1%となっています。

どのような時に産直ECで食材を購入しましたかと尋ねた結果では、35.3%が回答した「普段の食事で使うために」が最も多くなりました。次いで「特定の地域の特産品を購入したい時」23.7%、「珍しい食材があった時」19.8%となっています。

食材を購入するときに重要視するポイントのトップ3は、1位「値段」58.0%、2位「名産・特産品」54.2%、3位「商品説明」29.9%でした。値段が一番ではあるものの、産直ECサイトという特性上、名産・特産品であることや、どのような商品かの説明などを重要視している様子がうかがえる結果となりました。

産直ECを選ぶ際に重要視するポイントのトップ3は、1位「豊富な商品ラインナップ」54.9%、2位「使いやすいサイト設計」40.0%、3位「出品されている商品の量」21.2%でした。

食材を購入して失敗した経験については、61.7%が「ある」と回答。失敗した理由について具体的には、「商品の画像を見て注文したが、実際に届いた商品はイメージとは違っていた」「味のイメージが思っていたのと違っていた。好みではなかった」などのコメントが挙げられています。

使う産直ECを変えた経験については、50.3%が「ある」と回答しました。

変えた理由は不満があったからですかと尋ねたところ、「はい」が65.8%を占めました。変えた理由についてどちらへの不満が要因か尋ねた結果では、75.4%が「産直ECサイトへの不満」と回答しています。

使っている(使っていた)産直ECサイトを変えた理由(不満を含む)についての具体的な理由には、「他の産直ECでお値打ちの商品を見つけたから」「問い合わせをしてもあまり良い対応ではなかった」などが挙げられています。

《s.m》