アイスタイル、香港に海外初の旗艦店出店へ 東アジア地域の拠点に

・アイスタイルが香港に海外初の旗艦店を2025年内にオープン予定
・尖沙咀に約1,400㎡の大型店舗、東アジア最大級の化粧品専門店に
・日本での成功モデルを海外展開、アジア市場での成長を目指す

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アイスタイル、香港に海外初の旗艦店出店へ 東アジア地域の拠点に

株式会社アイスタイルは、海外初となる旗艦店「@cosme HONG KONG」を香港に出店することを発表しました。2025年内のオープンを予定しており、香港の観光・商業の中心地である尖沙咀(チムサーチョイ)に約1,400㎡の大型店舗を構える計画です。

今回の出店は、同社のビジョンである「生活者中心の市場の創造」の実現に向けた一歩となります。日本国内で培った「生活者と化粧品ブランドの出会い」を海外へ拡大し、東アジア地域での事業展開の起点とすることが狙いです。

アイスタイルは、美容のプラットフォーマーとして日本国内で成功を収めています。東京・大阪の旗艦店では、幅広い商品ラインナップやイベントスペース、ランキング棚など多彩な売場展開。年間売上高が2店舗合計で120億円を超える収益の柱へと成長しました。

香港への出店は、同地域の経済的優位性や、観光客数が前年比31%増となるなど観光需要の回復傾向にある状況を踏まえて決定されました。低税率や自由貿易港としての特性を活かし、中国本土やアジア各国からのインバウンド需要も見込んでいます。

なお、香港の既存店舗であるEast Point City店を2025年2月23日に閉店するため、同地域の店舗数は、新規出店の旗艦店と標準店舗2店舗を合わせた計3店舗となります。

アイスタイルは今後、旗艦店「@cosme HONG KONG」を起点に中国や台湾などの東アジア地域への展開を視野に入れ、グローバル事業全体の成長を支える収益基盤の確立を目指すとしています。

美容業界の国際展開が加速する中、日本発のプラットフォーマーによる本格的な海外進出の動きとして、今後の展開が注目されます。

《Commerce Innovation編集部》