株式会社松屋は、連結子会社の株式会社MATSUYA GINZA.comを通じて、リアル店舗とデジタルを融合した新サービス「matsuyaginza.com」を展開すると発表しました。
新たなサービスでは、松屋銀座に実店舗を構える高級ブランドから、店内で取り扱いのないブランドまで、幅広いラグジュアリー商品に世界中からアクセスできます。事前に予約して店舗で受け取ることが可能となり、確実に商品を確保した上でスピーディーな買い物ができます。

訪日外国人利用者は、免税手続きまで一貫して行えるため、購入後の免税カウンターでの待ち時間も短縮できます。海外顧客向けの言語は、英語と中国語に対応。国内の利用者は、直接オンライン購入も可能です。松屋銀座4階には、オンラインで注文した商品を受け取るピックアップカウンターと専用サロンを新設。国内外の利用者ともに、注文後1日から5日で店頭受け取りが可能となります。
この新サービスの主な目的は、既存顧客の利便性向上と新規顧客の獲得です。特に、地方の顧客や若年層、増加する訪日外国人のID化を推進し、リピーター獲得を目指します。また、店頭混雑の緩和による接客機会の増加や、店頭にないブランドの取り扱いによる顧客満足度の向上も狙いとしています。
松屋は、本サービスの目標として2025年度に売上50億円、2029年度に200億円を掲げています。背景には、訪日外国人の売上増加がある一方で、国内客の売上が微減している状況があります。
サービス開始時点で46ブランド、約1500アイテムを取り扱い、1年後には150ブランド、5000アイテムまで拡大する想定です。プラダやミュウミュウなどのブランドに加え、松屋銀座では取り扱いのないセルジオ ロッシやジョーマローンなども展開します。今後は、ブランドや商品の拡充を図るとともに、最先端の技術で個々のニーズに合わせた情報やサポートを提供し、百貨店水準のサービスを反映させたプラットフォームとして成長させていく計画です。
本サービスを通じて、松屋銀座は従来の百貨店の枠を超え、デジタルとリアルを融合させた新たな買い物体験を提供します。高級ブランドへのアクセスを容易にし、国内外の顧客に向けてより便利で魅力的なショッピング環境を構築することで、百貨店業界の新たな可能性を切り開くことが期待されます。