株式会社イルグルムの連結子会社である株式会社イーシーキューブとアマゾンジャパンは、「Amazon Pay」の新しい決済テクノロジー「CV2」への移行支援を2024年9月17日に開始することを発表しました。本取り組みは、2024年1月から3月にかけて実施されたキャンペーンに続く協業体制強化の一環です。
「Amazon Pay」は、ECサイトに導入することにより、顧客がAmazonアカウントに登録済みの配送先情報や支払い情報を利用した決済を利用できるようにするサービスです。面倒な情報入力を省略できるため、購買率の改善と新規会員獲得率の向上が期待されます。CV2(Checkout V2)は、Amazon Payの最新バージョンであり、旧バージョンCV1は将来的に利用不可能となる予定です。

CV2への移行により、Amazon.co.jpからの最新情報とイノベーションが反映され、購買体験の改善や購買率の向上が期待されます。しかし、CV2ではボタン表示方法やAPIが刷新されるため、カスタマイズを行って「EC-CUBE」を利用中の店舗には技術的課題とコストが発生する可能性があります。この課題を解決するため、イーシーキューブはアマゾンジャパンと協力し、現在「EC-CUBE用Amazon Pay CV1対応プラグイン」を使用している事業者向けに、手間やコストをかけずにCV2対応プラグインに移行できるサポートを提供することにしました。
新バージョンであるCV2移行のメリットとして、住所や支払い情報、同意確認画面の統合に加え、プライバシー保護やセキュリティが強化されたブラウザやデバイスとの互換性が向上しており、スムーズな購買体験を実現することで、カゴ落ちを防止します。また、与信エラー時のハンドリングが不要となり、統一されたフローによりユーザーの利便性が向上。さらに、継続的なUXの改善やAmazon Alexa配送通知機能などの音声ショッピングが簡単に活用できるようになります。レスポンシブボタンやウィジェットの埋め込みは不要で、ECサイトのデザインを損ないません。
アマゾンジャパンとイーシーキューブは今後も協業体制を強化し、「EC-CUBE用Amazon Payプラグイン」の機能強化やセキュリティの強化、利用者への情報提供など、様々な取り組みを行っていく予定です。