株式会社東急ストアは、東芝テック株式会社が開発するセルフレジ運用時における省力化と防犯ソリューションの実証実験を「東急ストア中目黒本店」にて、開始しました。期間は2024年9月17日から9月30日までの2週間となります。今回の実験の目的は、店舗の省力化や従業員の心理的負担の軽減について検証することです。
セルフレジの導入が進む一方で、従業員が空いているレジへ誘導する作業や、商品の登録漏れに対する声掛けなど、人手が必要な業務が課題となっています。東芝テックは、これらの課題に対応するため、「空きレジ案内システム」と「セルフレジ支払い漏れ検知システム」の2つのソリューションを開発しました。
「空きレジ案内システム」は、カメラにより空いているレジを自動で検知し、買い物客に案内する仕組みです。従業員が対応していた誘導業務を削減し、店舗オペレーションの効率化を図ります。

「セルフレジ支払い漏れ検知システム」は、会計が未完了のセルフレジをシステム上で検知して従業員に知らせるソリューションです。セルフレジの安全な運用について検証を行います。

東芝テックは、「グローバルトップのソリューションパートナー」を目指し、小売業界が抱える課題の解決や、革新的なソリューションの提案を通して、より付加価値の高い買い物体験の提供と流通業界の変革を進めていくとしています。本ソリューションが、小売業界におけるセルフレジに進化をもたらし、さらなる省人化に寄与できるか注目されます。