コマースロボティクス社、シリーズCでSBSら4社から約4億円を調達

・シリーズCで4社から約4億円資金調達
・累計は6億円
・EC物流業界での成長戦略へ投資

企業 資金調達/M&A/提携
コマースロボティクス社、シリーズCでSBSら4社から約4億円を調達
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株式会社コマースロボティクスは、シリーズCの資金調達ラウンドを実施し、三菱UFJキャピタル株式会社、SBSホールディングス株式会社、モバイル・インターネットキャピタル株式会社、トランス・コスモス株式会社の4社から3億9,290万円億円の資金を調達したことを発表しました。これにより、同社の累計資金調達額は約5.9億円に達しています。

調達した資金は、SBSホールディングスと共同で取り組む次世代型クラウドWMS開発、商取引の電子化を目指すコンパウンド型SaaSシリーズの新規開発、主要サービスのマーケティング費用、クロスボーダー型AI事業開発、インド開発者の採用などに充てられます。

コマースロボティクス社は、SaaS事業を主軸とし、コンパウンド化戦略を中心に製品群の開発を加速しています。大手企業やB2B企業、メーカー、海外企業への顧客拡大を目指すとともに、インドやベトナムでのオフショア開発を強化することにより、海外市場向けのSaaS製品開発も推進していく方針です。

同社のSaaSサービスは、EC運営企業を中心に1,600社以上が利用中です。特に、主力のOMS+WMSサービスは、物流2024年問題への対応として、年率30%以上で急成長。競合と比べて、自動化や効率化機能が強化されていることも、成長の理由と考えられます。

コマースロボティクスは、SBSホールディングスとの資本・業務提携をもとに、大手企業・B2B・工場向けのWMSソリューションを開発し、業界トップを目指すとしています。また、新たなDXサービス開発とグローバルAI事業開発への投資、インド工科大からの優秀なITエンジニアの採用やマーケティング強化を通じて、企業の採用課題解決に尽力する計画です。今回の資金調達を機に成長戦略に舵を切る意向を示しており、海外売上を現状の15%から3年後には50%まで拡大するという目標を掲げました。EC物流業界全体に、さらなる成長とイノベーションを起こしていくことでしょう。

なお、コマースロボティクス社は、2024年6月11日から13日にかけて開催される「DX総合EXPO」に出展し、DX新サービスを紹介する予定です。

《Commerce Innovation編集部》