アサヒ飲料、「Lazuli PDP」で商品マスタ登録自動化 470時間分の作業を削減

・Lazuli PDPがアサヒ飲料に採用
・商品マスタ登録作業を自動化
・年間470時間の作業時間削減

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アサヒ飲料、「Lazuli PDP」で商品マスタ登録自動化 470時間分の作業を削減

アサヒ飲料株式会社は、Lazuli株式会社が提供するAI技術を活用したSaaSの商品データプラットフォーム「Lazuli PDP」を採用して商品マスタ登録作業を完全に自動化しました。

「Lazuli PDP」は、複数の外部データベースに点在する商品情報を一括管理し、AIを活用して名寄せやメタタグの付与を行うことで、メーカーや小売業者、製薬業者などが持つ商品マスタデータの活用を容易にするプラットフォームです。

アサヒ飲料の商品マスタ登録作業には、分類の属人化やエリアによって分類・分析が不統一といった課題があったため、「Lazuli PDP」の採用を決定。2021年9月に導入し、商品マスタの登録作業を自動化したところ、年間約470時間の作業時間を削減することに成功しました。各支社の担当者は作業的な業務から解放され、クリエイティブな業務に集中できるようになっています。また、登録ルールの統一化により、高い品質レベルで商品マスタを保持することが可能となりました。

Lazuli株式会社は、2020年7月に設立されたスタートアップです。AI商品マスタとして、世界中の商品情報をビジネスに関わる誰もが利用できるSaaSの開発と提供を進めています。同社は、アサヒ飲料との取り組みをもとに、流通・メーカー業界で共有できる統一マスタの構築を目指す方針です。今回のアサヒ飲料での成功事例は、Lazuliの技術力とビジネスへの貢献を示すものであり、今後の発展が期待されます。

《Commerce Innovation編集部》