TOPPAN、SNS広告・EC支援のココラブルを子会社化 売上100億円を目指す

・TOPPANがココラブルを子会社化
・デジタルマーケティング事業の強化
・2030年度に100億円の売上目標

企業 資金調達/M&A/提携
TOPPAN、SNS広告・EC支援のココラブルを子会社化 売上100億円を目指す

TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社は、SNS広告事業とEC支援事業を展開する株式会社ココラブルの株式を取得し、2024年3月29日に完全子会社化したことを発表しました。

ココラブルはSNSマーケティングにおける豊富なノウハウを持ち、SNS広告の運用とEC支援に強みを有する企業です。TOPPANは、これまで、顧客に対して網羅的なデジタルマーケティング支援を提供してきました。ココラブルの子会社化により、Web集客から顧客体験設計、EC購買までの一連のプロセスを「グロース支援型」として提供し、事業規模の拡大を図ります。

TOPPANは、OMO戦略とダイレクトレスポンス領域での強みを生かし、ココラブルのSNS広告による成果創出能力と組み合わせることで、Web広告事業を強化します。また、ココラブルのEC事業ノウハウをTOPPANの顧客に提供し、事業全体のグロース支援を強化します。

DXの進展に伴って、デジタルマーケティング市場は成長を続けています。特にWeb広告とEC事業は、業界を問わず安定した需要が見込まれる分野です。TOPPANはココラブルの完全子会社化を通じて、EC支援を中心にデジタルマーケティング事業の競争力を高め、市場への提供価値を強化する意向です。シナジー効果により、2030年度までに100億円の売上を目指すとしており、両社の提携による成果が注目されます。

《Commerce Innovation編集部》