ヤマト運輸、Shopifyの配送効率化サービス「プラスシッピング」に4月より対応

・配送効率化アプリ「プラスシッピング」、Shopifyと三井物産が提携して提供
・「プラスシッピング」利用で、配送工程を最大93%削減
・2024年問題に対応、EC市場の発展に貢献

テクノロジー ECソリューション
ヤマト運輸、Shopifyの配送効率化サービス「プラスシッピング」に4月より対応
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Shopify Japan 株式会社は、三井物産株式会社との提携により提供している配送業務支援サービス「プラスシッピング」に、2024年4月よりヤマト運輸が対応することを発表しました。

三井物産が開発・運営を行うShopifyアプリ「プラスシッピング」は、オンラインで配送注文から配送料決済までの業務をワンストップで完結できるEC事業者向けのサービスです。事業者は配送会社との個別契約なしに、荷物に適した配送サービスを選択できます。さらに、Shopify管理画面との連携により、送り状ラベルの購入・印刷から配送注文、配送日時指定、追跡番号連携・発送通知メール送信、配送料金のクレジットカード決済まで、配送業務のデジタル化を実現しています。

本サービスは、2022年10月から日本郵便株式会社、2023年7月から佐川急便株式会社に対応していました。今回ヤマト運輸も利用できるようになったことにより、荷物のサイズや温度帯、受け取り方法の選択肢が広がり、EC事業者はより柔軟に配送オプションを提供できるようになります。

三井物産の調査によると、プラスシッピングの導入により、社内配送業務の時間や工程を最大93%削減できるという結果が出ています。また、2024年問題に対しても、三井物産がEC配送を束ねることで実現する特別配送料と配送会社の選択肢を提供し、EC事業者および配送会社の業務効率化を図ります。

国内EC市場は、物流業界における配送キャパシティの減少や料金の高騰といった課題に直面している状況です。Shopifyと三井物産による「プラスシッピング」の配送サービス強化は、これらの課題に対応し、市場のさらなる発展に貢献するものとして期待されています。

《Commerce Innovation編集部》