東武鉄道株式会社と株式会社東武百貨店、株式会社コークッキング、株式会社アルファロッカーシステムの4社は、食品ロス削減に向けた新たな取り組みとして、東武百貨店 池袋本店および周辺店舗で消費期限が近い食品を対象にしたロッカー受取りサービスの実証実験を2024年3月21日より開始します。
本サービスの目的は、食品ロスの削減と利便性の向上を両立させることです。本実験では、コークッキングが運営するフードシェアリングサービス「TABETE」を通じて、消費期限が迫った商品を専用サイトに出品し、駅構内のロッカーで受け渡しします。今回出店する店舗は、BOUL'ANGE 池袋東武店、VIE DE FRANCE 池袋店、TABETEレスキュー直売所となる予定です。
実証実験の概要
実施場所：東武東上線 池袋駅構内 西口中央階段付近
期間：2024年3月21日～2024年6月30日
購入受付時間：商品出品後から20時まで
引取時間：20時から終列車発車時刻まで
流れとしては、まず各テナントが食品ロスの可能性のある商品を「TABETE」に出品します。専用サイトで利用者が商品を購入し、支払いを済ませた後に、テナントが商品をロッカーに格納。利用者が予定時間にロッカーにて、表示されるQRコードをかざして商品を受け取ります。
今回の実証実験は、東武鉄道が2021年より実施している事業共創プログラム「TOBU Open Innovation Program」の一環として行われます。本プログラムは、グループの観光アセットを活用した共創アイデアを募集し、その事業検証や事業支援を実施するものです。外部企業との協業を通じて、沿線価値の向上を目指します。
コークッキングは、「TABETE」の運営をはじめ、食の持続可能性の向上に取り組んでいます。同社は、食品ロス削減を目的としたプラットフォームの提供や、イベント・ワークショップの実施などを通じて、社会問題の解決に貢献しています。
4社とテナントおよび周辺店舗による今回の取り組みが、食品ロスの削減にどの程度寄与するか、今後の展開に注目が集まります。
