消費者の3割以上は全プッシュ通知を拒否 DearOne、店舗やブランドアプリの利用実態を調査 

・ポイントカード機能がインストール理由のトップ
・プッシュ通知は半数以上が拒否
・アプリは使われなければアンインストール

市場 消費動向
消費者の3割以上は全プッシュ通知を拒否 DearOne、店舗やブランドアプリの利用実態を調査 
  • 消費者の3割以上は全プッシュ通知を拒否 DearOne、店舗やブランドアプリの利用実態を調査 
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株式会社NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社である株式会社DearOneは、店舗やブランドを運営する企業の公式アプリに関する消費者の利用実態調査を行い、結果を公開しました。

本調査の目的は、店舗側の顧客コミュニケーションやCRM戦略に役立てることです。調査対象は企業公式アプリを利用している男女で、有効回答数は298件。調査期間は2023年12月7日で、Webアンケートにて実施されました。

アプリインストールの動機は「ポイントカード機能」が最多

消費者が企業公式アプリをインストールする主な理由として、ポイントカード機能やポイントがたまることへの期待が高いと明らかになりました。初回限定クーポンよりも、ブランドロイヤルティを感じさせるポイントカード機能が重要視されていることがわかります。

プッシュ通知は半数以上のアプリを拒否

アプリを継続的に利用してもらうために活用されているプッシュ通知について、インストールしている企業アプリのうちのどれぐらいの割合で通知を許可しているか質問しました。全年代を通じて30%以上がすべてのプッシュ通知を拒否し、半数以上のアプリでプッシュ通知を許可していないという実態が判明しました。多くの企業が効果を期待するプッシュ通知は、消費者にあまり見られていないことが示されました。

アプリのアンインストール理由

アプリをアンインストールする主な理由は、長期間利用していない、または使っていないというものでした。これは、継続的な顧客とのコミュニケーションやロイヤルティの醸成がアプリの存続に不可欠であることを示唆しています。

総括

今回の調査結果から、アプリのインストールはゴールではなく始まりであり、顧客に合わせたコミュニケーションが不足しているとアンインストールにつながることがわかりました。DearOneは定期的なクーポン配布など、プッシュ通知にメリットがある場合はプッシュ通知を許可されることを指摘しています。同社は、公式アプリを開発できるサービス「ModuleApps2.0」などを提供しており、今回の調査結果を踏まえ、飲食店・小売店といった企業のアプリグロースや会員育成を強力に支援すると表明しています。

《Commerce Innovation編集部》