オイシックス、「旬八青果店」を展開するアグリゲートを連結子会社化

・オイシックスがアグリゲートを子会社化
・旬八青果店の実店舗活用でシナジー
・フードロス削減と事業成長を目指す

企業 資金調達/M&A/提携
オイシックス、「旬八青果店」を展開するアグリゲートを連結子会社化
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オイシックス・ラ・大地株式会社は、株式会社アグリゲートの新株予約権の行使および既存株主からの株式取得を通じて、2024年3月にアグリゲートを連結子会社化したことを発表しました。

オイシックスは「サステナブルリテール」としてSDGsに取り組み、サブスクリプションモデルによる受注予測やふぞろい品の活用などを通じてフードロスゼロを目指しています。一方、アグリゲートは、「未来においしいをつなぐインフラの創造」をミッションに掲げ、生産から販売をワンストップとするSPFモデルで食農業界に新しいインフラ構築を進めている企業です。

2023年5月にアグリゲートはオイシックスの関連会社となり、子会社化を視野に入れながら食農業界が抱える社会課題の解決を目指し、共にフードロス削減に取り組んできました。今回の子会社化は、取り組みをさらに強化し、事業成長を促進するための戦略的な決定です。

アグリゲートが展開する「旬八青果店」は、契約生産者や市場との強いリレーションを背景に、ストーリーのある農産品を開発し、東京都内で地域密着型の店舗を展開しています。オイシックスとの連携により、ふぞろい野菜の販売や商品開発が進み、フードロス削減に貢献してきました。

2023年7月には、記録的な強風で傷ついた完熟桃を活用した「Oisix規格外桃入り旬ムージー」を旬八キッチン天王洲店で販売するなど、具体的な連携施策が実施されています。

オイシックスとアグリゲートは、連携により実店舗での販売や弁当などの調理加工を含めた幅広い青果の取り扱いを可能にしました。両社だけでなく、生産者の利益も考慮して、流通の仕組みを強化しています。今後もグループとしての連携を深め、食領域の課題解決に向けて取り組んでいく方針です。子会社化により両社の連携が強化され、持続可能な食の未来に向けてさらに前進することが期待されます。

《Commerce Innovation編集部》