卸仕入orosy、東芝テックやギフティなどから約3億円の資金調達を実施

・B2Bマーケットプレイス「orosy」が3億円調達
・国内外の小売業界に革新をもたらす事業展開
・人材採用とプロダクト開発に資金を充当予定

企業 資金調達/M&A/提携
卸仕入orosy、東芝テックやギフティなどから約3億円の資金調達を実施
  • 卸仕入orosy、東芝テックやギフティなどから約3億円の資金調達を実施
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B2B卸仕入マーケットプレイス「orosy」を運営するorosy株式会社が、シリーズAで約3億円の資金調達を実施し、累計調達額は6.4億円に達しました。調達した資金は、国内事業の強化、海外事業立ち上げ、機械学習の3つの分野に充てられます。

「orosy」は、アジア・日本の小規模メーカーと世界中の小売店・EC事業者をつなぐ卸仕入マーケットプレイスです。金融・在庫リスクを軽減し、後払いや返品が可能な仕組みを提供することで、小規模メーカーと小売店の卸取引を支援しています。2020年9月にサービスを開始し、6,000社以上のブランドと地元店舗が利用するマーケットプレイスへと成長。2023年から海外事業を開始し、世界中の卸取引をサポートしています。海外販売にも追加手数料は不要で、メーカーは国内倉庫への納品のみで海外への販売が可能です。

今回の資金調達は、Spiral Innovation Partners LLPが運営するValue Chain Innovation Fund をリード投資家として、GxPartners LLP、東芝テック、ギフティ、Life Design Fund、個人投資家として佐藤 裕介氏(STORES 株式会社 代表取締役社長)、山本 正喜氏(Chatwork株式会社 代表取締役)を引受先としています。

物流、POSレジ、店舗運営、金融などの事業提携パートナーが株主として参画しており、今後連携して卸取引の周辺領域への展開を推進することが目的です。投資家からは、orosyの事業モデルや将来性に対する高い期待と支持のコメントが寄せられています。特に、日本のものづくりを代表する商品を世界に届ける役割に期待が集まっています。

調達資金をもとに、国内では複数の新プロダクトを展開し、提供価値の向上を目指します。海外では人員を増強し、アメリカ・ヨーロッパの小売店への卸販売を強化。機械学習分野では、マーケットプレイスでのマッチング精度向上や与信管理、需要供給のバランス管理に取り組む予定です。orosy株式会社が今回の資金とパートナーの知見を活かして事業を拡大し、小規模メーカーと小売業界の発展に貢献していくことが期待されます。

《Commerce Innovation編集部》