株式会社ecbeingは、2023年の年間流通総額が1兆2,405億円に達したことを発表しました。同社が提供するEC構築プラットフォーム「ecbeing」の利用が拡大していることによるもので、15年連続でEC構築プラットフォームシェアNo.1を維持しています。
「ecbeing」は、1999年のサービス開始以来、1,600サイト以上の導入実績を持つECプラットフォームです。2023年1月から12月までの「ecbeing」の年間流通総額は、過去最高となる1兆2,405億円を記録しました。

DXにより受注規模が拡大
成長の背景には、アパレル業界をはじめとする多様な業界での受注規模の拡大があります。また、法人間取引(BtoB)のデジタル変革(DX)が進んだことも、流通総額増加の一因と見られます。
顧客のファン化とLTV向上が貢献
また、BtoCおよびBtoBの両ケースにおいて、顧客のファン化に成功した企業が増えています。これは、CRM施策の強化や顧客生涯価値(LTV)の向上に注力した結果です。ecbeingが提供するデータマーケティングツール「Sechstant(ゼクスタント)」の活用も、多数の企業に成果をもたらしています。レビューやSNS連携、動画、店舗予約、アプリ、AIチャットボットなどの「マイクロサービス」の活用も、顧客のファン化に貢献しています。
年間受注件数が5年連続で増加
「ecbeing」の年間受注件数は、2019年から2023年まで5年連続で増加しており、2023年は約8,359万件に達しました。年間流通総額の増加に比例しています。

ecbeingの代表取締役社長である林雅也氏は、2024年の展望として、今後もデータ活用の重要性が高まると述べました。WEBとリアルのデータ活用によるLTV向上が、厳しい競争環境を生き抜く上で不可欠だという見解を示し、同社のツールを中心に支援を提供するとしています。