2024年の消費トレンドは「節約」をはじめとする「3つのS」…女性インサイト総研が予測を発表

株式会社ハー・ストーリィが運営する女性インサイト総研は、「2024年のトレンド予測」および「女性の消費実態調査」の結果の一部を公開しました。

市場 消費動向
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株式会社ハー・ストーリィが運営する女性インサイト総研は、「2024年のトレンド予測」および「女性の消費実態調査」の結果の一部を公開しました。

新型コロナウイルスの収束に伴い、2023年には世界経済・日本経済ともに回復の兆しが見えました。しかし、消費者の視点では、国際的な原材料価格の上昇や円安の影響により、家計に大きな影響が出ています。特に、日常の必需品の価格上昇は、女性たちの支出パターンに変化をもたらしました。

女性インサイト総研によると、2023年の現状から見えてきた2024年の消費トレンドは、節約・安心・安全(Savings・Safety・Security)の3つのSがキーワードです。経済が回復したとはいえ、消費者を取り巻く環境は厳しさを増しており、少しでも安く、しかし安心で、かつ安全な商品やサービスを選ぶ姿勢は、2023年以上に強くなると推察されます。心が病みそうになるのを回避するため、外出してわくわく感を体験することを意識的に行うことも予想されます。

また、「自分の体は自分で守る・自分の家族も私が守る」という意識が、コロナ禍以降、一層強まっていることが見えてきました。日常習慣がウェルネスで、何を食べるか、選ぶか自分の選択が自分の体を作るという自覚が、消費者に生まれています。AIの普及や、自己管理ができる環境が整った影響などにより、選択の複雑さを管理することが実現しています。

ハー・ストーリィが、2023年10月に実施した「女性の消費実態調査」の中で、15歳以上の女性893人を対象に「あなたがお買い物をするとき求めるものを上位5つまで教えてください」と質問したところ、2022年と2023年のトップは異なる項目でした。 2022年の1位は「楽しい気持ちになれる」でしたが、2023年には「節約できる安いもの」が1位となっています。物価高騰や円安により、消費者の節約意識が高まっていると解釈できます。

調査結果を受けて同社では、女性消費者にアプローチする上で有効な施策として、割引やクーポンなどを用意し「節約」を実現できる商品・サービスを提供することを挙げています。また、エンターテイメント性や体験価値を高めるような店舗やイベントの企画・運営を行い、買い物で楽しい体験や気分を味わえるような商品・サービスを提供することなども効果があると推定しています。

《Commerce Innovation編集部》