イオンモールらが運営するCVC、カウンターワークスに出資 アジア拠点での展開など事業拡大に向け協業

商業施設のオンラインリーシング支援SaaSや、ポップアップストアの出店支援プラットフォームを提供する株式会社COUNTERWORKSは、イオンモール株式会社とイグニション・ポイント ベンチャーパートナーズ株式会社が共同運営するCVC「Life Design Fund」の第一号案件として資金調達を実施したことを発表しました。

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イオンモールらが運営するCVC、カウンターワークスに出資 アジア拠点での展開など事業拡大に向け協業

商業施設のオンラインリーシング支援SaaSや、ポップアップストアの出店支援プラットフォームを提供する株式会社COUNTERWORKS(以下「カウンターワークス」)は、イオンモール株式会社とイグニション・ポイント ベンチャーパートナーズ株式会社が共同運営するCVC「Life Design Fund」の第一号案件として資金調達を実施したことを発表しました。

カウンターワークスは、「すべての商業不動産をデジタル化し、商いの新たなインフラを作る。」をミッションに掲げ、商業施設のオンラインリーシング支援SaaS「SHOPCOUNTER Enterprise」を提供しています。一方、イオンモールグループは、「商業施設の枠組みを越えて、一人ひとりのライフステージを見据えたさまざまな機能拡充を行い、ショッピングだけでなく、人との出逢いや文化育成なども含めた"暮らしの未来"をデザインする」ことに取り組んでいます。

今回の提携により、カウンターワークスのサービスや知見・テクノロジーと、イオンモールおよびイオンモールグループで都市型事業を担うOPAの商業施設運営を通じて培ったノウハウを掛け合わせることで、イオンモールグループのスペースをより地域の人々に開かれた場へと深化させ、地域共創を実現していきます。

具体的な取り組みとして挙げているのは、両社サービス・ノウハウの連携による事業拡大、カウンターワークスのサービスを活用したイオンモールグループのリーシング業務の効率化支援、イオンモールのアジア拠点におけるカウンターワークス提供サービスの展開、地域のステークホルダーとともに地域の魅力を発信できる施設づくりなどです。

同社は、2023年10月31日に、累計調達金額が約23億円となったことを発表していました。資金調達の報告と合わせて公開した情報によると、取り扱いスペース数やテナント数、成約数がそれぞれ右肩上がりで伸び続けています。今回出資を行ったイオンモールは、カウンターワークスの海外展開の可能性についてコメントを出しており、さらなる成長が期待されます。

《Commerce Innovation編集部》

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