デジタルガレージ、SI社らと新会社「DGコマース」設立へ EC事業領域拡大

株式会社デジタルガレージ(以下:DG)は、株式会社DGフィナンシャルテクノロジーと株式会社システムインテグレータとの共同出資により、テクノロジーでECビジネスを支援するための新会社「株式会社DGコマース」を設立することを発表しました。

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デジタルガレージ、SI社らと新会社「DGコマース」設立へ EC事業領域拡大

株式会社デジタルガレージ(以下:DG)は、株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(以下:DGFT)と株式会社システムインテグレータ(以下:SI社)との共同出資により、テクノロジーでECビジネスを支援するための新会社「株式会社DGコマース」を設立することを発表しました。

DGは、決済とデータを融合したグループ戦略「DGフィンテックシフト」の一環として、ECビジネスへの事業領域拡大と次世代テクノロジーへのアップデートを目指しています。本取り組みのもとにDGは、子会社であり決済事業を展開するDGFTと、EC事業を行うSI社との共同出資によって、2023年12月を目途に新会社を設立する予定です。

新会社設立の背景には、国内EC市場の拡大と決済手段の多様化、SNSを活用したマーケティング施策との連動、インバウンドの拡大やコロナ禍を経ての越境ECの拡大など、多様な変化が進行していることが挙げられます。フェーズごとに支援する会社やサービスが異なるため、顧客データに差異が生じ、マーケティング活動が非効率的になるという課題が生じていました。

効果的な支援に向けて設立する「株式会社DGコマース」の事業内容は、ECサイト構築とシステム運用サポートを軸としたソリューション開発、提供です。資本金は1,000万円で、株主はDGFT(60%)、SI社(40%)となります。DGFTは国内最大規模の決済事業者であり、最新テクノロジーを活用した決済関連事業とデータ活用事業を展開してきました。一方、SI社は日本初のECサイト構築パッケージ「SI Web Shopping」を提供し、国内有数の豊富な実績と知見を有しています。

「株式会社DGコマース」では、SI社が有するオムニチャネル、越境ECなどの最新のEC基盤や技術と、DGが有する決済領域の技術力、web3やブロックチェーン、人工知能(AI)といった最先端テクノロジーを組み合わせ、最短開発期間で最多決済手段を利用可能な「次世代決済API」をはじめとする先進的なサービスを提供していく予定です。

《Commerce Innovation編集部》