オイシックス、ラストワンマイル物流事業のエニキャリへ投資

オイシックス・ラ・大地株式会社は、投資子会社であるFuture Food Fund株式会社を通じて、ラストワンマイル物流に特化した物流ソリューション事業を展開する株式会社エニキャリへの投資を実行しました。

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オイシックス・ラ・大地株式会社は、投資子会社であるFuture Food Fund株式会社を通じて、ラストワンマイル物流に特化した物流ソリューション事業を展開する株式会社エニキャリへの投資を実行しました。本投資は、現在ファンドレイズ中の「Future Food Fund 2号」からのもので、今後も追加投資を行っていく予定です。

Future Food Fundは、食領域を中心としたスタートアップ企業への投資を通じて、より多くの人がより良い食生活を楽しむ未来を創造することを目指して設立されました。新規投資先であるエニキャリは、ITと自転車配送サービスを組み合わせた物流DX企業で、クイックデリバリーラストワンマイル物流を総合的に支援しています。

物流業界では「物流の2024年問題」により、2024年度には14%、2030年度には34%の輸送力不足が予想されています。エニキャリの強みは、地点情報を基にした自動配達アサインシステムや配達員スマホAPPなどのシステム開発力と、直接雇用中心の配達網を提供することです。同社は、シェアリングモデルでの物流サービス提供により、「物流の2024年問題」の解決を目指しています。

食関係の物流では温度管理と即時性が求められることに加えて、外食の配送では需要時間が限定されることから、配送コストのコントロールも課題です。しかし、エニキャリは3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)への対応と自社開発のシステムによる他の配送との組み合わせによる効率的な配送、自社雇用の配送網により、雨の日でも止まらない物流インフラの提供を実現しています。

今後は、エニキャリの物流インフラをオイシックス・ラ・大地やその他のファンドパートナーで活用し、食の流通に関する知見やノウハウと機会を提供することで、共に事業成長を目指す方針です。

《Commerce Innovation編集部》