50代のEC利用実態調査、節約道具化が鮮明 利用月1回以上は72.7%

・50代のEC利用理由は「安さ・ポイント」68.0%が最多
・月1回以上の利用が72.7%、月2~3回が最多の33.0%
・不満1位は「実物を確かめられない」63.3%

市場 消費動向
「50代のEC利用実態」に関する調査2026(株式会社スポルアップ)
「50代のEC利用実態」に関する調査2026(株式会社スポルアップ)

株式会社スポルアップは、50代のECアクティブユーザー300名を対象とした「『50代のEC利用実態』に関する調査2026」の結果を発表しました。同社が3月に実施した予備調査(n=6,000)でEC利用率が全年代トップだった50代(74.0%)について、利用理由や頻度、不満点を定量的に調べたものです。

利用理由は「安さ・ポイント」がトップ

ECを利用する理由を複数回答で尋ねたところ、「店で買うより安い・ポイントが貯まる」が68.0%で最多となりました。次いで「店に行く手間・時間が省ける」が64.3%、「近くの店に売っていない・品揃えが豊富」が52.3%と続きます。「重い物・かさばる物を運ばなくてよい」は41.7%で、女性が46.0%、男性が37.3%と女性で高い傾向が見られました。

利用頻度は「月2~3回」が最多、月1回以上は7割超

直近3か月の利用頻度は「月に2~3回」が33.0%で最多、「月に1回程度」が28.3%、「2~3か月に1回程度以下」が27.3%でした。月1回以上の利用者は合計72.7%にのぼる一方、週1回以上は11.3%にとどまり、50代のEC利用は「毎週使う道具」というより「月に数回、必要なときに使う道具」として定着している様子がうかがえます。頻繁に利用する層は、月1回程度以下の層に比べて「時間を気にせず買える」「品揃えが豊富」といった理由を挙げる割合が高くなっていました。

購入カテゴリは「日用品」「食品」が上位

直近3か月に購入したカテゴリは「日用品」47.0%、「食品」41.7%が上位を占め、3月の予備調査でも同様の傾向が見られたといいます。性別では、化粧品が女性41.3%・男性10.0%、家電が男性38.0%・女性22.7%と差がありました。

不満の1位は「実物を確かめられない」

ECに対する不満・不安は「実物を確かめられない(サイズ・色・質感)」が63.3%で突出して高い結果となりました。2位は「送料が高い・送料無料の条件が分かりにくい」で35.0%、3位は「返品・交換の手続きが面倒」で26.0%でした。一方「特に不満・不安はない」との回答も19.0%あり、利用頻度の高い層ほどレビューの信頼性や決済の安全性への不安を挙げる割合が高い傾向も示されました。

節約意識は8割超が「高まっている」

日常生活の節約意識について「高まっている」と回答した割合は合計81.7%で、3月の予備調査における77.6%とほぼ同水準でした。節約意識の高さとEC利用理由の上位である「安さ・ポイント」が重なる形で、50代にとってECは節約の道具としての側面が強いことが示唆されています。同社は、価格訴求に加え「実物を確かめられない」不満への対応として、実寸や質感が分かる商品情報の充実、返品・交換手続きの簡便化がEC事業者に求められると指摘しています。

《AIbot》

関連タグ

編集部おすすめの記事

特集