Shopify Japan株式会社は、脳と睡眠を科学する株式会社ブレインスリープがShopifyのPlusプランへ移行し、AIツールを活用することでEC運営を大幅に高度化したことを発表しました。同社では、キャンペーンやサイト改善の実行・検証スピードが約2.5倍に向上したほか、ギフト注文件数が前年比250%増、運営・開発コストを25%削減するという顕著な成果を達成しています。
ブレインスリープは2019年の創業以来、寝具や睡眠計測デバイスなどを含むD2C事業を展開してきました。事業拡大とともに、従来のECシステムでは機能追加のたびに長期間の開発プロセスや社内承認が必要となり、新施策の迅速な実行・検証が困難な状況でした。また、高需要時のアクセス集中への対応にも課題があり、販売機会の損失につながるケースもありました。
こうした背景から、同社は2024年にShopifyのPlusプランへの移行を決断しました。安定したインフラ基盤と柔軟な運用環境が整備されたことで、個別開発に依存せずにキャンペーンや各種施策をスピーディーに展開できるようになっています。
移行後はShopifyのAIアシスタント「Sidekick」と自動化ツール「Shopify Flow」を積極的に活用しています。AIによるデータ分析で販売実績やトレンドをもとにした意思決定が可能となり、季節商品の切り替え時期の判断など具体的な運用場面でも活用されています。また、顧客セグメントの作成やキャンペーン実行といった業務の自動化が進み、専門的な知識を持たない担当者でも設定・運用できる環境が整いました。
Shopify Japanカントリーマネージャーの馬場道生氏は「AIはリアルタイムでのデータ分析と継続的な改善を可能にし、コマースチームの業務のあり方に変化をもたらしています。今後もAI技術に対応しながら、事業者の成長を支援する機能の提供を進めていきます」と述べています。
EC事業者にとって、AIと先進的なプラットフォームの組み合わせが競争力強化の鍵となっていることを示す事例と言えるのではないでしょうか。

