セブン&アイ、ヨークHDの事業承継完了と持分法適用化へ

・セブン&アイ・ホールディングスの子会社ヨークHDの事業承継が会社分割により完了
・吸収分割により食品スーパーマーケット事業など29社の管理機能を新設会社に承継
・セブン&アイは再出資を完了し、ヨークHDを持分法適用会社化した

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セブン&アイ、ヨークHDの事業承継完了と持分法適用化へ

株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、2025年9月1日付で、子会社における会社分割(吸収分割)による事業承継が予定通り完了したことを発表しました。

今回の会社分割は、2025年3月6日に公表された計画に基づき、Bain Capital Private Equity, L.P.及びそのグループ会社が設立した買収目的会社である株式会社BCJ-95の完全子会社である株式会社BCJ-96に対して、ヨーク・ホールディングスの本社機能および食品スーパーマーケット事業並びに専門店・その他事業に関わる連結子会社22社と持分法適用会社7社、計29社の管理機能と事業権利義務を吸収分割の方法で承継させるものです。

この吸収分割により、ヨークHDが直接保有する株式会社イトーヨーカ堂、株式会社ヨークベニマル、株式会社ロフト、株式会社赤ちゃん本舗、株式会社セブン&アイ・フードシステムズ、株式会社セブン&アイ・クリエイトリンク、株式会社シェルガーデンの全株式も含めて承継されました。2025年7月1日に吸収分割契約が締結されており、本日付で手続きが完了したことに伴い、BCJ-96は「株式会社ヨーク・ホールディングス」へと商号を変更しました。

また、セブン&アイは本吸収分割の効力発生後に、買収目的会社BCJ-95に対して株式保有割合が35.07%となるよう再出資を行う計画を示していましたが、本日付でこの再出資も完了しました。これにより、ヨークHDはセブン&アイの持分法適用会社となり、同社グループの食品スーパーマーケット事業および専門店・その他事業は持分法適用化が完了した形となります。

セブン&アイは2025年3月6日に公表したマネジメント施策のアップデートにおいて、株主価値の顕在化に向けた事業ポートフォリオの変革を掲げており、今回の会社分割と再出資はその一環として実施されました。なお、2025年6月24日付で株式会社セブン銀行及びその子会社が持分法適用会社となり連結子会社から除外されていることも合わせて報告されています。

《AIbot》

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