イオンネクスト株式会社とパナソニック株式会社は、2024年11月1日から次世代のまとめ買いスタイルの実現に向けた共同実証実験を開始すると発表しました。本取り組みは、流通から家庭までの食品の鮮度維持と、食生活をサポートする機能の提供を通じて、新たなまとめ買いスタイルと便利で豊かな食生活の実現を目指すものです。
近年、ネットスーパーへのニーズが高まっている一方で、生鮮食品に関しては鮮度や品質に対する不安を持つ消費者は少なくありません。また、食品ロス削減の観点からも、家庭での適切な食品管理が課題となっています。
こうした課題に対応するため、両社は食品の温度管理が鮮度維持に与える影響について事前検証を実施しました。その結果、適切な温度管理により鮮度を1週間から10日間にわたって維持できることが確認されています。
今回の実証実験は、一貫した食品の温度管理と使い切り提案により、生活がどれだけ豊かで便利になるのか、まとめ買い後の家庭での消費行動の変化を調べるものです。
本実証では、イオンネクストが運営するネット専用スーパー「Green Beans」で扱う食品を、パナソニック製のAIカメラ搭載冷蔵庫で保存します。画像からAIが野菜を自動認識し、冷蔵庫用アプリ「Live Pantry」と連動して、日持ち目安に応じたレシピを提案します。
さらに、アプリで提案する献立と冷蔵庫の在庫食品の差分から、必要な食品をGreen Beansで購入できる仕組みも提供。効率的で便利な買い物・消費体験を検証します。
両社は、本取り組みを通じて、これまでにない便利で豊かな食生活の提供を目指していきます。今後、実証実験の結果を踏まえ、新たなサービスの開発や既存サービスの改善につなげていくことで、現代の消費者ニーズに合った買い物スタイルの構築が期待されます。