東急ストア、カタリナネットワークに参画 - 実購買データ活用した広告配信サービス開始へ

・東急ストアがカタリナネットワークに参画
・実購買データを活用したデジタル広告配信サービス「カタリナターゲティングアド」を開始
・オンライン・オフラインをまたいだ効果検証が可能に

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東急ストア、カタリナネットワークに参画 - 実購買データ活用した広告配信サービス開始へ

東急ストアは、カタリナマーケティングジャパン株式会社が提供するリテールメディア「カタリナネットワーク」に、参画することを決定しました。2024年秋以降に、東急ストアの実購買データを活用したデジタル広告配信サービス「カタリナターゲティングアド」の配信が開始されます。

カタリナターゲティングアドは、リテールメディアにおけるオフサイト面をカバーするデジタル広告サービスです。本サービスの特徴は、興味や関心といった中間指標ではなく、実際の購買行動データに基づいたターゲティングが可能な点にあります。購入という意思決定の行動データを活用することで、より精度の高い広告配信を実現します。

さらに、オンライン・オフラインをまたいだ効果検証が可能な点も、本サービスの強みです。広告を配信したユーザーがその後実際に店頭で商品を購入したかどうかの追跡が可能であるため、広告主は施策の成果を購買ベースで可視化し、マーケティングや意思決定に活用できます。

東急ストアは、2024年2月末時点で、スーパーマーケット91店舗をはじめ、駅売店、コンビニエンスストア、ドラッグストアなど、合計160店舗を展開しています。この広範な店舗ネットワークから得られる実購買データにより、カタリナネットワークはさらに強化されることになりました。今回の提携は、同ネットワークへの参画を検討する小売企業にとっても、重要な動きとなるでしょう。

《Commerce Innovation編集部》