合同会社SBTCAS(スバキャ)は、無人店舗向けの新たなセキュリティソリューション「FACE-SYSTEM」シリーズの一環として、顔認証による入退室管理システム「F-DOOR」を開発し、提供を開始ました。本システムは、2024年2月から実店舗での運用を開始し、実用性が確認されています。また、POSレジと顔認証を連動する実証実験を開始しました。
「F-DOOR」は、入口に設置されたスマートフォンのアプリに顔を近づけてタッチするだけで扉が解錠され、入退室が可能となります。マスクやサングラスを着用している場合は外すよう促すため、犯罪抑止効果も期待できるシステムです。特徴として、入退室時間や頻度などのデータ分析が可能な点が挙げられます。

本システムの実証実験を、福岡県の八百屋の無人直売所「八百屋ノ直売所 原町本店」で行ったところ、高齢の利用者も一度使い方を伝えると覚えられ、スムーズに導入できたとのことです。また、他の顧客の安全な買い物を妨げる人物の入店拒否が可能となるなど、セキュリティ面での効果も確認されました。
さらに、防犯カメラを設置し、顔認証とAIによりPOSレジを操作した人の購買データを顔のデータに紐づけ、データ分析を行う実証実験を開始しています。スマレジとのAPI連携を進めており、今後はAPI提供が無いPOSレジとも連携できるシステムを目指すとのことです。POSレジとの連携により、無人店舗の運営効率化につながることが見込まれます。

無人店舗の普及が進む中、セキュリティと利便性の両立は事業者にとって大きな課題です。本システムの実用化は、課題解決策の一つとなる可能性があり、さらなる技術の進化と普及が注目されます。合同会社SBTCASは2021年2月に設立されたスタートアップ企業で、顔認証技術を活用したセキュリティソリューションの開発に注力しています。「F-DOOR」を足がかりに、今後も無人店舗や施設のセキュリティ向上に貢献していくことが期待されます。