越境ECプラットフォームを運営するxxxxneseは、シリーズAラウンドにおいて、株式会社ベクトルをリード投資家として約1.4億円の資金調達を実施したことを発表しました。これにより、同社の累計資金調達額は3.4億円となります。
xxxxneseは、「Borderless Platform ヒト・モノ・文化が自由に交流できる、国境のない世界をつくる。」をミッションに掲げ、中国向け越境ECモールの運営や、オフラインでの進出支援事業、中国での販促支援事業を展開しています。サービス開始から約2年で2,100以上のショップが出店し、5,700以上のブランド、120万点以上の商品を取り扱うなど、急成長を遂げています。
今回の資金を活用して、xxxxneseは中国販路の強化を図ります。自社モールでの販売に加え、中国の主要ECモールとの連携を強化。日本の販売者が、幅広い中国ユーザーにリーチできる体制を構築します。また、台湾や香港、韓国、タイなど東アジア圏に進出する予定です。各国向けに最適化された販売プラットフォームを開発し、物流会社との連携も強化して、日本商品の東アジア展開を加速させます。
東アジア圏におけるマーケティングプラットフォームの開発も手掛ける予定です。各国の消費傾向データやインフルエンサーコストなどを開示し、効果的な販促活動を支援するプラットフォームを構築します。さらにインバウンド事業基盤の構築として、越境ECやオフライン販売の実績データを活用した、訪日外国人向けビジネスプラットフォームを開発します。
ベクトルをはじめとする投資家は、国境のないプラットフォームの整備を目指すxxxxneseに共感を示し、支援の意思を表明しています。世界の越境EC市場は2030年までに7.9兆USドル以上に成長すると予測され、日本商品への需要も高まっている状態です。xxxxneseの取り組みは、この成長市場において日本企業の海外展開を後押しするもので、新たなビジネスチャンスを創出することが期待されます。