EC物流代行サービス「ウルロジ」などを提供するディーエムソリューションズ株式会社(以下、DMソリューションズ)は、日本からの越境EC進出国であるアメリカ、中国、台湾、イギリス、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアの8ヵ国に暮らす20代から40代の男女800名を対象として、日本商材の購買行動と口コミの実態調査を実施し、結果の一部を公開しました。本調査は、越境EC支援サービス強化の一環として実施されています。

調査結果(一部)
調査結果によると、日本商材を購入する際に最も重視されるのは「品質の高さ」であり、62.5%の回答者が重要視しています。「メイドインジャパン」のブランド力が健在であることが示されました。品質が期待に見合うほど高くない場合には購買に至らないことも明らかであり、質の担保は重要です。

また、購買時に比較・検討することが一般的であり、8割以上の回答者が「必ず比較・検討する」または「時々比較・検討する」と答えました。「ジャパンブランド」だけでは購買を促進できないことが示唆されます。

日本商品について、SNSや口コミサイトへの投稿、身近な人との間で話題にした経験について聞くと、「ある」が66.8%で、約7割が情報を拡散していました。シェア経験のある人に「感動/満足」といったポジティブな内容だったことを聞いたところ、約7割が「品質の高さ」や「品質に対する商品の価格」に感動し、ポジティブなシェアレビューを行ったことがわかりました。また、「梱包品質の高さ」にも38.1%の人が満足していることが確認されました。

一方で、ネガティブなレビューの主な原因として「届くまでの日数」が44.7%で1位となり、配送時間の課題が浮き彫りになりました。その他、「品質に対する商品の価格」や「商品の品質の低さ」も不満の要因として挙げられています。

詳細な調査結果は、「ウルロジ」の公式サイトからダウンロード可能です。DMソリューションズは、今後も越境EC支援サービスを強化し、EC事業者が抱える課題を解決するためのサポートを提供していくとしています。特に、現地でのテストマーケティングやマーケティング実行支援など、越境ECに関する不安や疑問点を解消するためのサービスを拡充していく方針です。
