京王沿線で商業施設を運営する株式会社京王SCクリエイションは、株式会社COUNTERWORKS(以下、カウンターワークス)が提供する商業施設向けオンラインリーシング支援SaaS「SHOPCOUNTER Enterprise」を導入しました。
京王SCクリエイションは、京王沿線の商業施設運営事業や駐車場運営事業、コインロッカー事業を展開する京王電鉄の子会社です。京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターをはじめとする地域密着型の商業施設運営を通じて、持続的な「商いの環境」を創造することを目指しています。
コロナ禍以降、小売業界では収益性の高い催事やポップアップストア事業の成功事例が増加している一方で、京王SCクリエイションでは施設ごとに保有するテナント情報や商談情報のデータベースが共通化されておらず、リーシングのノウハウが組織内で共有されにくい状況にありました。
業務効率改善の観点でも、テナントの募集から候補の管理、契約、決済までを一気通貫で行うニーズが高まっていたため、カウンターワークスが提供する「SHOPCOUNTER Enterprise」を導入し、専用のテナント募集サイトを構築することを決定。京王SCクリエイション専用サイトの開設により、京王沿線で活動する地元企業が出店しやすい環境を提供すると同時に、新規テナントの誘致も推進します。

さらに、オンラインリーシングに特化した各種機能を活用することで、出店に関する問い合わせ数の増加に伴うテナント管理、商談管理、契約管理、請求・入金管理など、リーシングに関わる多様な業務の効率化を実現します。同社が運営する12施設における、催事・ポップアップストアの募集と常設店舗の商談議事の管理業務への導入を皮切りに、順次、他の施設へと拡大していく予定です。
京王SCクリエイションの「SHOPCOUNTER Enterprise」導入プロジェクトチームは、情報の収集や共有が長年の課題であったことを明かし、今回の導入について「ポップアップ出店までのやり取りもオンラインで完結できるシステムとなっており、業務効率改善にも大きく貢献するのではと期待している」とコメントしています。